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スコットファミリーのグレープフルーツ
こんにちは。
青果課の大石です。

実は、私…
成城石井のバイヤーの中では、
一番古いバイヤーです。
(社歴が長いだけですが…)

まだ世の中に“産地直送”とか…
“生産者の顔が見える○○”みたいな取り組みが浸透する…
ずっと前から、“産直青果物”に取り組んできました。

色んなルートを使い、
日本中の素晴らしい生産地・生産者様を訪ねて歩きましたが…
今回は、今までで一番規模の大きい仕事をしてきました。

ついに、日本を飛び出して海外です!飛行機飛行機飛行機

向かった先は、アメリカ合衆国 フロリダ州、
目的はグレープフルーツの買い付けです。

アメリカ産グレープフルーツのうち、
カリフォルニア産の占める割合はおおよそ16%、
テキサス産は22.5%ほど、
残りの61.7%がフロリダ産です。(2013-2014シーズン)

フロリダはアメリカ最大のグレープフルーツの生産地であると同時に、
世界最大のグレープフルーツの生産地でもあります。
そのフロリダの中でも70%以上が、
フロリダ半島の東に位置するインディアンリバー地区で生産されています。

インディアンリバー地区は“サンシャイン・ステイト(陽光の国)”とも呼ばれ、さんさんと降り注ぐ太陽の光に恵まれた亜熱帯気候の土地で、またその土壌は、大西洋に隣接しているため、海水の影響でカルシウムやミネラルをふくんだ、貝殻とサンゴの破片でできたコキナ石灰岩から成っています。


今回、私が訪れたのは、
このインディアンリバー地区に4,500エーカーもの広大な園地を所有するスコットファミリーです。

down右がリバーフロント社 社長のダンさん、中央が私、左が農園の責任者のトムさん。


スコットファミリーは、3世代にわたって生産に携わり…
現代はグレープフルーツのみを栽培しています。
グレープフルーツの生産量は、2位を大きく引き離して…
ナンバー1!

フロリダでナンバー1ということは、世界1と言っても過言ではないでしょう。
更に、素晴らしいのは…
生産から管理、パッキングまで…
全てファミリーの系列会社が運営しています。

ですから、他所のフルーツが混じることもなく…
エリアごとのフルーツの特徴を、熟練されたフィールドマンが把握できています。


生産・栽培についての素晴らしさを紹介させていただきますと…

先ず、土地が良いと思います。

初代のスコットさんが園地に選んだ場所は、砂漠のような場所に広がる林。
自然に樹木が勢い良く生い茂る様を見て、その土地のパワーを感じ取られたことと推察できます。

upトムさんが園地の説明をしてくれました。
(先日のTV番組で、トムさんは綺麗な奥様と、可愛いお子様達とご出演されていましたね。)

設備もきっちりしています。

広い園地にスプリンクラーを張り巡らせて、潅水しています。

up潅水用のポンプ
downスプリンクラー


そして何より…
殆どの台木が、味の良いフルーツができるとされる「サワーオレンジ」です!
かつて、「サワーオレンジ」は…
グリーニング病の原因という説のため、多くの農園で「サワーオレンジ」の台木を切り倒してしまったそうです。

ところがスコットファミリーでは、その説を信じず…
頑なに“美味しいフルーツ”の生産に努めてまいりました。

そのため、樹齢35年以上の「サワーオレンジ」の台木が殆どです。
中には、樹齢65年ものの木が多い園地もあります。
downこの樹は65年物


国内外を問わず、柑橘類をみていて思うのは…
樹齢の古いフルーツは、何と言っても“味がまろやか”!
「尖ってない」というか? 「角がとれている」というか?
美味しいフルーツが多いですね。

downトムさんに園地を案内していただきました。


手馴れた手つきで、1本1本グレープフルーツをもいでは、
カットして食べさせてくれます。


今回の買い付けで、一体何個のグレープフルーツを食べたでしょうか…?

1年分を、一度に食べたような気がします。(笑)

確実に1ケース以上食して思ったことは…

“外れ”が圧倒的に少ないこと!(1玉だけでした。)

さらに…
収穫されたフルーツが製品になるのは、おおよそ50%だそうです。
こんなに安定した農園は珍しいと思います。

中には… 何と!!



up糖度が13度を越えているものまで!!

しかも、どのフルーツも果汁がたっぷりで瑞々しいんです。


〜 ここで、ちょっと自慢! 〜

試食をしながら、毎回毎回、糖度検査をしたのですが…
私の予想(ベロメーター)が殆ど±0.5度以内だったので、
トムさんが感心したようです。
日本人の舌が繊細だということを証明できました。(笑)


こちらはスコットファミリーのパッキングハウス
downリバーフロント社


カメラで選別したり、設備も充実していますが…
熟練した作業員の方々が、厳しく商品をチェックしていらっしゃいました。

そして、フロリダ産グレープフルーツには、必ず、糖度・酸度・糖酸比率・ジュース量を検査することが義務付けられています。

(検査に合格しない場合は、輸出できません。)

今回の買い付けにあたって、
(具体的な数値は申し上げられませんが)
糖度・酸度・糖酸比率を指定させていただきました。
それも比較的大きな玉サイズでです。
小玉のフルーツだと、糖度は高めなので簡単ですが…
大きなサイズだと難しくなります。
ジュースがたっぷりな大玉サイズで、
甘みがあって、酸っぱさが際立っていない…
更に、古い樹齢の果樹が多い園地を指定させていただきました。

成城石井向けに出荷していただくフルーツには、
日本向けには使用していない「Scot(スコット)」 のシールを貼っていただきました。



園地を選定し、糖度や糖酸比率などを指定した成城石井のグレープフルーツを、

『スコットファミリーズ プレミアム』

 …と、名付けさせていただきました。

最後に、スコットファミリーのダンさんからメッセージを…


『スコットファミリーは3代に渡って、フルーツの栽培にハートを全て注いできました。』

『今回、遥々日本からお越しいただき、販売者の気持ちを知ることができ、成城石井との関係が強化できたことに感謝しています。』

『成城石井のお客様に、特別に厳選したフルーツをお届けします!』


皆さん、是非、ご賞味ください。