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酒蔵訪問 阻摸Δ糧酒〜
八年前の発売以来、ごく限られた流通での販売だった北陸の美酒。採算を度外視して造ったため大吟醸にしては驚くほど高いコストパフォーマンス!!

はじめまして成城石井 商品部酒販課の柿野です。

成城石井のお酒といえば自社輸入のワインをまずあげることが出来ると思いますが、今回は清酒をテーマとして取り上げたいと思います。

成城石井で扱っている清酒の蔵元さんは皆こだわりを持った人たちばかり。
今回紹介させていただく手取川吉田蔵大吟醸(石川県)は「人を育てることが酒を育てる」ことになるということを、確信に近い思いで信念にしている蔵元さんが造り上げた大吟醸酒です。

洗練されたスッキリした喉越し、吟醸香がほのかにきいて淡麗な味わい、それでいて残り香が印象深く口中から消えない…。

このお酒は金沢局新酒鑑評会において首席に輝きました。

ところがこのお酒が出来るまでには大きな危機がありました。
長年蔵を支えてきた杜氏が体調不良で倒れてしまったのです。
このとき酒造りを引き継いだのは
酒造りの経験は長いけれど杜氏経験のない山本輝幸さん
酒造りの経験は短いけれど杜氏経験のある吉田行成さん
の二人でした。

蔵元さんは彼ら二人がお互いに支えあっていく姿を見て、危機は乗り越えられると思ったそうです。
明治三年創業以来の酒造りの伝統は引き継がれたのです。

すっかり雪化粧に覆われていました。

今年の一月、雪深い加賀の地に蔵元さんを訪ねました。特に大雪のシーズンだったらしく、積もった雪の高さは約2m(!!)。とても寒かったのですが、多くの蔵人は口を揃えて「この寒さがいい酒を造る」と言います。

手取川吉田蔵大吟醸を成城石井で扱いたいと蔵元さんにお願いしたところ
「蔵を自分の代でつぶすわけにはいかない。
中途半端な気持ちで売るなら最初から扱わないで欲しいが、
大事に思ってくれるならお願いします」
とおっしゃってくれました。
お酒への思いを本当に感じました。
お客様へ売場担当者へ絶対伝えなければ!と思いました。

そんな蔵元さんの伝統と努力を成城石井がこれからも伝えていければよいなと思っています。