鍋料理の名脇役
こんにちは。
青果課の大石です。

暦のうえでは「大寒」… 
一年で最も寒い季節ですね。

今年は暖冬ですが、冬には冬の食べ物を身体は欲しがるもので…。
そんな真冬の料理の代表と言えば“鍋”!
“鍋”に占める具材で、最も多い物と言えば“白菜”ではないでしょうか?
そんな鍋料理に欠かせない“名脇役”=白菜を紹介します。

成城石井で一押しの白菜と言えば、
何といっても“霜降り白菜”!!
TVの料理番組や雑誌等のメディアに何度も取り上げられているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?


でも“霜降り白菜”が有名になるまでには、
 数々の苦労があったんですよ。


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まずは“門外不出のオリジナル品種”
新しい品種を作り出す過程では…

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「沢山収穫できる…」とか
「病気に強いから…」ということが最優先され、
味に関しては最後にまわされることが多いのですが…。

「霜降り白菜」は味を最優先し、
“寒さにあたると旨味が増す品種”を11年かけて育成しました!
そのうえで病気に強い種子を掛け合わせているので、
“美味しくて病気に強い(=農薬の使用が少なくて済む)白菜”
が誕生したのです。


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栽培方法にもこだわっています。
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様々な試験を重ねて配合を工夫した“100%有機質肥料の専用完熟堆肥”で土壌を作り…

一番外側の葉を頭頂部で縛って…
霜が降りるまえに、縛ります。
こんな風に…

名人の技!
全部縛るのは、本当に大変!! 


中身は守りながら霜をあて続け…
“寒熟”させます!

「寒いよ~、冷たいよ~(泣)」

白菜は96%が水分なので、冬の霜にあたると凍って死んでしまいます。
そこで白菜は自分は秋口に蓄えたデンプン質を糖質に変えることにより、寒さから身を守ります。
 

ボロボロのコートを着て、立ち尽くしてるようですが…
生き残るために → 甘く変身してるんですね! 

「見た目は良くても、ゴワゴワして筋っぽい白菜だった」
なんて経験は無いですか? 

「霜降り白菜」は甘くて肉厚なうえ、柔らかくてジューシーです!

綺麗な黄色!!


鍋料理はもちろんですが、
和・洋・中華に浅漬け…
更にはサラダまで…
幅広くこなせます!!

是非、ご賞味ください!!