- 成城石井限定!究極のクラシックアメリカンIPAクラフトビール3種
- 2025.07.11 Friday
-
こんにちは、酒販課の長澤です。
7月に入り急に気温が上がって
暑さに慣れない日々が続きますが、
ぐっとビールがおいしく感じる
季節にもなりましたね。
今回は7月10日(木)同時発売、
成城石井限定販売クラフトビール 3種
をご紹介します。
■ コンセプトは
「究極のクラシックアメリカン IPA」
「IPA」はビールに苦みや
香りをあたえる「ホップ」という原料を
一般的なビールより多く
投入することで生まれる、
苦みと香りが際立った飲みごたえの
ある味わいが特長のビアスタイル。
クラフトビール文化の中心地
であるアメリカ西海岸産のIPAは
柑橘のニュアンスとガツンとくる苦みが
特長のものが主流でしたが、
その味わいも時代によって変化や
進化を遂げていきました。
IPAのスタイルが多様化するなか、
「ブーム初期からのクラフトビールファンが
多い成城石井のお客様に向けて、
あの頃のアメリカンIPAを造ってほしい!」
と国内のクラフトブルワリー3社に
お願いしたところ、
クラシックなアメリカンIPAに
各ブルワリーの魅力が詰まった
珠玉のビールが完成しました。
/_/_/_/_/_/_/__/_/_/_/_/_/_
■ 香り高く、奥行きのある味わい!
京都醸造
電光石火IPA
350ml(京都府)
香り:★★★★★
苦み:★★★★
ボリューム感:★★★
ベルギースタイルとアメリカンスタイルを
ミックスした、フレッシュなビールを
得意とする京都醸造からは、
当時のアメリカンIPAの
人気ホップをふんだんに使った
香り高いタイプのIPAが登場。
キレのあるボディ感と柑橘を思わせる
みずみずしいホップの香りをお楽しみください。
/_/_/_/_/_/_/__/_/_/_/_/_/_
■ シャープな苦み と抜群のキレ!
ワイマーケット
METAL ROCK IPA
370ml(愛知県)
香り:★★★★
苦み:★★★★★
ボリューム感:★★★
スーッとあとひく余韻と飲み心地の
バランスの良さに定評のある、
名古屋を代表するブルワリー
ワイマーケットからは
シャープな苦みとスマートな
キレが特長のビールが誕生。
力強くしなやかな味わいは
まるでヘヴィメタルサウンド。
キリッと冷やして苦みのある
喉ごしをグッと楽しみたいビールです。
/_/_/_/_/_/_/__/_/_/_/_/_/_
■ ボリューム重厚!飲みごたえ抜群!
リパブリュー
ツートーンIPA
350ml(静岡県)
香り:★★★
苦み:★★★★
ボリューム感:★★★★★
食事とのマッチングを考えた
ドリンカブルなビールを
得意とする沼津のリパブリューは
3種のモルト、7種のホップを
用いた骨格の豊かな味わいのIPA。
キャラメルを思わせる
コクと余韻があり、
じっくり時間をかけて飲みたい
一本に仕上がっています。
/_/_/_/_/_/_/__/_/_/_/_/_/_
いずれのビールも
ほろ苦く骨格のあるボディに、
柑橘や松を思わせる鮮烈な
ポップの香り を感じる、
アメリカ西海岸スタイルの
先人たちへのリスペクトが
感じられる会心の出来です。
また当時の味わいの
再現度もさることながら
単なるノスタルジーだけでは
終わらない、各ブルワリーの
個性の煌めきを感じるビールなのが
ファンには嬉しいところ。
クラフトビールの過去と未来が
詰まった 本気の仕上がりに、
バイヤーである私も
その手ごたえを強く感じています。
この夏は、成城石井の
クラフトビールファンのためだけに
特別に販売する
「究極のクラシックアメリカンIPA」を
ぜひご賞味ください!
- この夏のイチオシ!『2種トロピカルフルーツとグアバのジュレ』
- 2025.07.09 Wednesday
-
こんにちは。惣菜課です。
今年も暑い毎日が続きますね。
そんな夏に一押しのスイーツを
ご紹介いたします。●●●●●●●●●●●●●●●●
成城石井自家製
2種トロピカルフルーツと
グアバのジュレ
グアバの濃厚ながらも
フルーティーで甘酸っぱい味わいに、
プルプルもちっとした食感が
おすすめのカップデザートです。
グアバジュレの上には、
角切りマンゴーとパイナップルの
コンポートをのせ、
ごろっとした果肉の食べ応えも抜群。
仕上げに、パッションフルーツと
レモンを使用した
クラッシュタイプのゼリーがかかっており、
見た目も華やかに仕上げました。
ご注目いただきたいのが
印象的なグアバのピンク色!
グアバジュレには濃縮タイプではなく、
ストレートのグアバピューレを
使用しているのですが、
苦労したのがジュレを作る際の
ピューレと水の配合比です。
グアバの味わいをよりしっかりと
感じられつつも、少し透け感のある
涼しげなピンク色になるよう、
絶妙な配合比にたどり着くまで
何度も試作を重ねました。
ぞれぞれのトロピカルフルーツの
豊かな風味の中でも、グアバの味わいが
よりしっかりと感じられます。
●●●●●●●●●●●●●●●●発売以来大変ご好評いただき、
発売から1週間で
約10,000個を売上げました!
この夏の人気商品を、
ぜひこの機会にお試し下さいませ。
- フランス・ボルドー「アン・プリムール」にてシャトー訪問レポート③
- 2025.07.03 Thursday
-
こんにちは、お酒担当のソムリエ若林です。
前回に引き続き、
「アン・プリムール」で訪れた、ボルドー左岸地区の
シャトー訪問レポートをお届けします。
>>訪問レポート①<<
>>訪問レポート②<<
♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢①シャトー カロンセギュール(サンテステフ地区)
メドック格付け第3級シャトー
ハートのラベルが特徴の
人気と実力を兼ね備えたワイナリーです。
ハートのモチーフが随所に
セカンドワインなど5種類を試飲しました。
カロンセギュールは果実の選別に
非常に苦労したそうですが、
カベルネ・ソーヴィニョンの比率が高く、
パワフルで秘めた力を感じる
素晴らしいワインでした。
その一方でセカンドワインは
メルロの比率が高く、
柔らかさを感じました。
②シャトー モンローズ(サンテステフ地区)
メドック格付け第2級シャトーの
モンローズ。
スーパーセカンドとも言われ
2級の中でも抜き出た実力を
持つと言われています。
セカンドや標高違いの
ワインの3種を試飲しました。
最近では自社の畑の中でもより
細かいテロワールに
注目をしているそうです。
一番標高の高い畑から
厳選したぶどうから
ファーストラベルが造られます。
24年は力強さよりも柔らかさを感じました。
素晴らしい見ごたえのワイン熟成庫
③バロンフィリップドロートシルト(ポイヤック地区)
メドック格付け第1級シャトーの
シャトームートンをはじめ、
シャトーダルマイヤック、
シャトークレールミロン、
エールダルジャン、シャトークーテ
といったグループの
そうそうたるワインが一堂に
会して試飲を行いました。ムートンはタンニンのキメ細やかで、
スムースですがパワフルで
ポテンシャルの違いを感じました。
24年の白ワインは香りと
酸のバランスが良く
素晴らしい出来栄えでした。
毎年デザイナーが変わるラベルはまだ非公開でした
④シャトーグランピュイラコスト(ポイヤック地区)
メドック格付け第5級シャトー
ザ・シャトー(城)といった見た目で、
ボルドーのワイナリーに
来たなという気分になります。
熟成庫も今回のキャンペーン用に装飾されていました
素敵なホールで試飲をしました。
凝縮感とフルーツの風味の
バランスが素晴らしい。
力強さを感じ、私の好みの味わいでした。
⑤シャトーピションコンテスドラランド(ポイヤック地区)
メドック格付け第2級シャトーです。
こちらもお城が立派ですね。
今年はウドンコ病で収穫量が減って、
ワインの量がかなり
減ってしまったそうです。
タンニンが緻密でボリューム感があり、
長期熟成が期待出来そうです。
テラスからはシャトーラトゥールが見えます。
⑥シャトーピションロングヴィルバロン(ポイヤック地区)
メドック格付け第2級シャトー
ピションコンテスドラランドの
向かいにあるシャトーで、
こちらも立派な建物です。
庭では自動芝刈りマシーンが稼働中。ピションバロンと
甘口のスデュイローを試飲しました。
インクのような濃い外観と
力強さを感じました。
⑦ネゴシアン(ワイン商)の倉庫
取引のあるネゴシアンの倉庫にも訪問しました。
見渡す限り高級ワイン、壮観です。
高級ワインに囲まれて、ここでも25種類ほどの
テイスティングをしました。
♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
24年は生産者にとって非常に難しい年だったと
行く先々で聞きました。
ただ、悲観的な考えではなく、工夫をして
困難を乗り切って、それぞれのワイナリーが
個性を発揮した年なんだなと私は感じました。
24年産はアルコール度数が13%程度の
クラシックなスタイルのボルドーワインが多く、
お食事と合わせて楽しまれたい方や、若いうちに
楽しまれたい方にはうってつけのヴィンテージです。
今回ご紹介したワインは、今年の秋から
プリムールワインのご予約を開始します。
瓶詰されるのは2027年。
ご予約いただいた方のお手元には
2027年夏頃にお渡しするスケジュールを
予定しています。
ご案内をお楽しみに。
♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
成城石井の各店では、
プリムールで購入したワインの販売をしております。
ご来店をお待ちしております。
>>成城石井.comでワインを購入<<
- フランス・ボルドー「アン・プリムール」にてシャトー訪問レポート②
- 2025.06.26 Thursday
-
こんにちは、商品部 酒販課の玉井です。
先週に続き、「アン・プリムール」の期間に訪れた、
ボルドーの右岸と呼ばれるポムロール地区、
サンテミリオン地区のシャトーの訪問レポート
をお届けします。
>>訪問レポート①<<♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
⑥シャトー ヴァランドロー(サンテミリオン地区)
サンテミリオン・プルミエ・
グラン・クリュ・クラッセA
に君臨するシャトーです。
こちらでは、テュヌヴァン家が
所有する数軒のシャトーと、
栽培農家より購入したぶどうで造る
ワインなど15種ほどと、
シャトー ヴァランドロー、
ヴィルジニー ド ヴァランドロー
をテイスティングしました。
(ヴァランドローのテイスティングルーム)
現在、ファーストラベルの
シャトー ヴァランドローと
セカンドラベルと呼ばれている
ヴィルジニー ド ヴァランドローは、
全く異なる区画のぶどうから造られています。
テュヌヴァン氏が1991年に取得した畑は、
現在ヴィルジニーにのみ使用されているそうで、
今回、テイスティングと昼食を
いただいたこの場所に、
かつての小さなガレージがあり、
成功を収めるきっかけとなった
由緒ある場所だそうです。
(ヴィルジニーのぶどう畑/ヴァランドローのタンク)
⑦シャトー オーゾンヌ(サンテミリオン地区)
サンテミリオンの街の車1台しか通れないような
細い坂道を登っていくと、
荘厳なシャトー オーゾンヌがあります。
シャトーの反対側にある石で造られた
ワインカーヴの上にもぶどう畑があり、
そちらのぶどうはオーゾンヌにとって
非常に重要なぶどうだそうです。
(シャトーオーゾンヌのぶどう畑)
テイスティングは
シャトー オーゾンヌとシャペル
ド オーゾンヌ以外にも、
オーナーのヴォーティエ家が所有する
シャトー シマールなど4シャトーも試飲します。
ボルドー右岸の最高峰ともいえる
素晴らしい味わいに、
4世紀のローマの詩人アウニソスに由来する
非常に長い歴史をもつシャトーの歴史も一緒に
体感することができました!
(オーゾンヌ発酵槽/シャトーオーゾンヌ テイスティング)
⑧シャトー パヴィ(サンテミリオン地区)
オーゾンヌとは真逆ともいえるような
近代的で豪華な建物の
サンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセAに
格付けされるシャトー パヴィ。
(シャトーパヴィのぶどう畑)テイスティングは、
ジェラール・ペルス氏が他にも所有する
シャトー モンブスケ、クロ リュネに、
フラグシップのシャトー パヴィ、
セカンドラベルのアロム ド パヴィの計4種。
近年はアルコール度数が15%近くにもなるような
濃すぎるワインの印象がありましたが、
2024年は13%以内に抑えられ、
果実の凝縮感と酸味、
アルコールのバランスがとれた
素晴らしい味わいでした。
これだけのワインの凝縮感は醸造による
テクニックかと私は想像し、
醸造担当者のスタッフに質問すると、
「畑での作業を最も重要視し、パヴィは
最高のぶどうを作った結果のワインです。
全てはぶどうの力によるものです」
と仰っていました。(シャトーパヴィの入口/パヴィの醸造スタッフ)
⑨シャトー アンジェリュス(サンテミリオン地区)
最後は、サンテミリオンを語るには欠かせない、
シャトー アンジェリュスです。
こちらでは、シャトー アンジェリュスと
セカンドラベルのカリヨン ダンジェリュスの2種を
テイスティングしました。
非常にぶどう栽培にとって難しい年でしたが、
カベルネ・フランが想像以上の
良い出来となったそうです。
(シャトー アンジェリュス/アンジェリュスのテイスティングブース)
現オーナーで醸造家でもある
ユベール・ド・ブーアール氏
の娘さんが、お父さんの40周年となる
「2024年ヴィンテージを記念」し、
働くスタッフ一人一人に年輪の線を描いてもらい、
記念ボトルとして
サプライズプレゼントにしたそうです。
こちらも発売されるのが
楽しみなワインの1つです。
(年輪が刻まれたアンジェリュス40周年記念ボトル)
ボルドー右岸を代表する9シャトーを訪問し、
改めてボルドーワインの偉大さを体感しました。
そして、どんなに難しい気候でも、
何百年と続くぶどう畑のテロワールを活かし、
畑のぶどう樹をよく観察し、
最高のぶどうを作り、唯一無二のワインを
造りあげる人の力に感動いたしました。
次回は、ボルドー左岸のメドック地区を
バイヤー若林がお伝えさせて頂きますので、
お楽しみにお待ちください!
♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
成城石井の店頭や、成城石井.comではプリムールで
購入をした、飲み頃熟成ワインの販売を行っています。
>>成城石井.comでワインを購入<<
- フランス・ボルドー「アン・プリムール」シャトー訪問レポート①
- 2025.06.20 Friday
-
こんにちは、商品部 酒販課の玉井です。
先週に続き、フランス・ボルドーで
開催された「アン・プリムール」で
ボルドーの右岸と呼ばれる
ポムロール地区、サンテミリオン地区で
訪れた9シャトーをご紹介します。
♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦
①シャトー ネナン(ポムロール地区)
ポムロールの中でも大きな畑と豪華なシャトーを
もつネナンは、名門のディロン家が所有しており、
メドック地区のシャトー レオヴィル ラスカーズや、
シャトー ポタンサックもご用意頂き、
6種のワインをテイスティングしました。
(シャトー ネナン)
ポムロール地区にありながら、
自社畑に砂質土壌がみられる為、
そこにはカベルネ ソーヴィニヨンを植えています。
メドック地区に有名シャトーを所有する
ディロン家ならではの考えだなと思いながら、
右岸と左岸のトップクラスの素晴らしいワインを
テイスティングし、その詳細をお聞きしました。
(ディロン家の方)
②シャトー ラ コンセイヤント(ポムロール地区)
2番目は、すぐ近くのシャトー ラ コンセイヤントを
訪問し、テイスティングしました。
(シャトー ラ コンセイヤント)
2024年は難しい気候のヴィンテージとなりましたが、
収穫を遅らせ、選果を厳しくした結果、
充実した果実感と甘く感じられるフローラルで
クラシックなスタイルに仕上がっています。
シャトー内には、世界各国から多くの方々が、
プリムールのテイスティングに来ており、
活気に満ちていました。
(シャトー ラ コンセイヤント内/シャルリ ラッスさん)
③シャトー シュヴァル ブラン(サンテミリオン地区)
シャトー シュヴァル ブランは、
個人的に最も好きな憧れのシャトーの1つです!
ポムロールとの境界に位置し、
波打つ流線型の近代的な醸造所が、
周りから一目でわかるトップシャトーです。
シャトーの目の前の畑には、
1920年植樹のカベルネ・フランが
植えられていて、圧巻です!
(シャトー シュヴァル ブラン/カベルネ・フランの植えられた畑)
テイスティングは3種、
シャトー キノー ランクロ、ラ プティ シュヴァル、
シャトー シュヴァル ブラン。
粘土石灰質と砂質という右岸では珍しい土壌の為、
カベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンの
比率が他のシャトーよりも高く、完成前ながらも
非常に素晴らしい味わいです。
(シャトー シュヴァル ブランのセラー)
シャトーの中も見学させていただき、最後に波打つ
シャトーの屋根の上にも上りました。
(シャトー シュヴァル ブランの屋根の上からの畑)
④シャトー フィジャック(サンテミリオン地区)
お次は、
サンテミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA
に君臨するシャトー フィジャック。
(シャトー フィジャック/オーナーのマダムと)
お出迎えは、オーナーのマダムで、
テイスティングからシャトー内のご案内まで
ご担当して頂きました!
マダムは幼い頃、日本にお住いの時期があり、
とても親切にしてもらったとのことで、
その後、日本は大好きな国になったそうです。
私たちの案内をしようと待っていてくださいました!
テイスティングはフラグシップの
シャトー フィジャック1種類です。
たいへん明るく気さくなマダムですが、
ぶどうを収穫し、選果するまでの天候が難しい
2024年ヴィンテージの話になると、
最初は少しお辛そうにお話しされていました。
最後は乗り越えた安堵感のような雰囲気が
私たちにも伝わり、スタッフ一丸で
造り上げた素晴らしいワインが
より一層美味しく感じられました!
(シャトー フィジャック)⑤シャトー カノン(サンテミリオン地区)
サンテミリオンの街のすぐ近くにあり、
現在はシャネルがオーナーとなり
品質向上の著しい注目のシャトーです。
醸造所のご案内をして頂き、熟成庫では、
新樽熟成と1年使用樽熟成の2種を
樽から直接のバレルテイスティングを
させていただきました!
(シャトー カノンからの畑/バレルテイスティング)
その後、シャトー カノン、
シャトー ベルリケ(すぐお隣にも所有するシャトー)
の2種をテイスティングしました。
新しい醸造家をお迎えして品質向上している
素晴らしいワインを体験する事が出来ました。
ちなみにですが、ぶどう畑のワイヤーと
ぶどうの樹を結ぶのにも剪定したぶどうの枝を
すべて使用している素晴らしい取り組みだと感じました。
(ぶどうの枝を使用してワイヤーとつないでいました)
残りの4シャトーのレポートを次回お届けいたします。
お楽しみに!
♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦
成城石井の店頭や、成城石井.comでは
プリムールで購入をした、飲み頃熟成
ワインの販売を行っています。
>>成城石井.comでワインを購入<<
- フランス・ボルドーにてワインの先物買い「アン・プリムール」買い付けレポート
- 2025.06.13 Friday
-
こんにちは、商品部 酒販課の若林と玉井です。
4月にフランス・ボルドーで開催された
「アン・プリムール」に参加してきました。
3回に分けて現地の様子をお伝えします。
■プリムールとは?
フランス・ボルドー地方の独特な習慣で、
“まだ完成していないワイン”を熟成中に選び
ボトリングされる前に購入する、
いわゆる「ワインの先物買い」の文化があります。
(アン・プリムールの看板)
「アン・プリムール」では各シャトーに訪問し
熟成中のワインを試飲して購入するかを決めます。
この一連の流れを「プリムール」と呼びます。
ボルドーの格付けシャトーのように
高い価格で取引されるワインの多くは、
一般的にぶどうを収穫してからワインが完成するまで
約2年半という長い時間がかかり、シャトーは、
その長い期間販売をする事が出来ません。
シャトーの経営を円滑にするために、
完成前のワインの一部を「プリムール」で
販売する文化が生まれました。
仕入れる立場にとっても完成後に売り出されるよりも
価格が抑えられているためメリットがあります。
プリムールでのテイスティングでは、
まだ酸や渋みが強く熟成前のワインから、
未来の完成形を想像して買い付けを行います。
特に「格付1級」のようなトップシャトーから
プリムールで買い付けられるのは、
一部の限られた企業だけです。
成城石井は、これまで積み重ねてきた信頼と
実績を評価していただいて今年も参加する
ことができました。
■バイヤー2人、1日で90を超える
ワインを試す
プリムールの取引の始まりは年に一度の
「アン・プリムール」の時期です。
(プリムールでの試飲風景)
ボルドー各地のシャトーが一斉に門を開き、
関係者向けの試飲会を行います。
今年は、4月10日から17日まで、
世界中のバイヤーや評論家がボルドーに
集まりシャトーを歴訪しました。
成城石井からも、酒販課の2人で
ボルドーを訪れました。
2人で試飲したワインの数は延べ90種類ほど。
頭と体をフル回転させて、ワインの完成形を
想像しながら、各シャトーへ訪問し、
次々と試飲していきました。
■2024年はクラシックな年
2024年は雨と病気に悩まされた、
ぶどう栽培が難しい年でした。
(ポイヤックのぶどう畑)
生産者は葉の取り方を変えたり、収穫時期を
ずらしたりといったぶどうの管理面での
チャレンジをして、この困難を乗り越えました。
ボルドー全体としては、果実風味が華やかで
アルコール度数が控えめなクラシックな
ヴィンテージになりました。
そのため、近年のハイアルコールながっしりした
ボルドーワインと比べると、より飲み頃が早く
お食事に寄り添ったワインが多くなる予感がします。
(サンテミリオンのぶどう畑)
天候のこともあり、収穫したぶどうの
選果を例年よりも厳しくし、
本当に良いぶどうだけで造ったため
ワインの生産量はとても少なくなりました。
その時々で最良の対策を施しながら
自然に立ち向かい、やっとの思いで
収穫したぶどうをも、
厳しく選果した生産者のワインが
成功のつかむ事となるでしょう。
第2回ははプリムールでシャトーに訪問した
レポートを公開します!お楽しみに。
♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
成城石井の店頭や、成城石井.comではプリムールで
購入をした、飲み頃熟成ワインの
販売を行っています。
>>成城石井.comでワインを購入<<
フランスや日本で熟成を行い、
飲み頃になるまで理想的な環境を過ごした
円熟したワインをぜひお楽しみください。
- 〈dancyu×成城石井〉Deliフェア開催成城石井自家製 イカスミとフレッシュトマトの冷製カッペリーニ
- 2025.06.06 Friday
-
こんにちは。惣菜課です。
6月6日(金)~30日(月)
成城石井では
〈dancyu×成城石井〉
Deliフェア
を開催いたします。
毎年ご好評いただいております、
食の雑誌『dancyu』と成城石井の
コラボが今年も実現!
バラエティに富んだ
新作のお惣菜の中から、本日は
成城石井自家製
イカスミとフレッシュトマトの
冷製カッペリーニ
をご紹介いたします。
イカスミソースを絡めた真っ黒な冷製パスタは
見た目にもインパクト大!
ベースとなるイカスミソースに、
オイスターソースと紹興酒を使用し、
味わいに旨味とコクをプラスしました。
オイスターソースは中華料理に
使うことが多いので、
開発を始めた当初洋風惣菜に合わせるのは
難しいかと思われましたが、
イカスミにあわせることで
イカスミ独特の風味が
柔らかになり食べやすくなる、
というシェフのアイデアで
商品化に辿り着きました。
トッピングにイカ、フレッシュトマト、
花椒香る茗荷の甘酢漬けを合わせました。
開発の途中に、おいしく1パックを
食べ切ってもらうに何かアクセントが
欲しいと考えて茗荷を追加したことで、
さっぱりとした後口で食べ飽きない
仕上がりになりました。
花椒はほんの隠し味程度に加えることで、
まさに中華×イタリアンのクロスオーバーを
お楽しみいただける1品に仕上がりました。
この商品の他にも
夏野菜を使用した季節感のあるお惣菜など、
今回のフェアに合わせて全部で
8品の新商品をご用意いたしました。
この機会にぜひ、
成城石井こだわりの自家製惣菜を
↓お楽しみください↓
- フランス丘陵地帯のワイナリー「ドメーヌ シルレ」訪問レポート~第2回~
- 2025.05.30 Friday
-
こんにちは、酒販課です。
今回は、「ドメーヌ シルレ」訪問のレポート
第2回をお伝えします。
畑とワイナリーを見学させていただいた後に、
ドメーヌ シルレのワインの
テイスティングを行わせていただきました。
>> 畑とワイナリーの見学は第1回をお読みください。<<
新商品や試作ワイン、次のヴィンテージの
ワインをテイスティングし、
そして、成城石井のためにブレンドされる
アッサンブラージュのブレンド検討会へと移ります。
[テイスティングの様子]
検討するワインのコンセプトは、
日本の日常の食事に寄り添える白ワインです。
5種のブドウ品種ソーヴィニヨン ブラン、
ソーヴィニヨン グリ、プティマンサン
(樽熟成あり、樽なし、甘口タイプ)、
コロンバール、ユニ ブランをそれぞれブレンドし、
2024年に採れたぶどうのワインが、最もおいしく、
和食と楽しめるブレンド比率をみんなで
検討していきます。
[アッサンブラージュ(ワインを混ぜ合わせる)をしているところ]
割合を2~3%変更するだけでも、味わいの質が
大きく変わることに驚きながら
数年後に日本で販売され、
お客様がおいしくお召し上がりいただけることを
想像しながら最良のブレンド比率を決めました!
フランスに星の数ほどあるワイナリーの中で、
成城石井が長年日本へ輸入させて
いただいている「ドメーヌ シルレ」。
ワイナリーの規模こそ小さいですが、
ワインの品質にこだわり、
遠く離れる日本のことも考えてくれながら、
ご家族でブドウ栽培からワインの生産まで行う
プチ・ワイナリーです。
[フィリップ・フェザス氏とご両親]
実際に訪問させていただき、
フィリップ氏を含めご家族の心温まるおもてなしは、
ワインの味わいにもあらわれていると
私は感じました。
「ドメーヌ シルレ」のワインで、
皆さまのご家庭での日々の食卓が
少しでも華やかになればと思います。
♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦
今回ブレンドを検討したワインをお届けできるのは
まだ少し先ですが、飲みごろになった
「ドメーヌ シルレ」のワインの数々を
店頭とオンラインショップで販売中です。
この機会にぜひお試しください!
アッサンブラージュ ルージュ
アッサンブラージュ ブラン
ガスコーニュ ドメーヌ シルレ
シルレ ローブ オレンジワイン
シルレ ロゼ ル タンデフルール
- フランス丘陵地帯のワイナリー「ドメーヌ シルレ」訪問レポート
- 2025.05.23 Friday
-
こんにちは、酒販課の玉井です。
今回は、ボルドー市街から南へ車で
2時間と少し走ったところにある小さなワイナリー
「ドメーヌ シルレ」への訪問をレポートします。
そこは、ガスコーニュ地方とも呼ばれる丘陵地帯で、
大西洋からの湿度の高い風と、
ピレネー山脈からの乾燥した風が
絶え間なく吹き抜ける地域。その風が吹き抜ける
擬音から「シルレ」と命名されました。
(ワイナリーとその横のぶどう畑)
(ぶどう畑とワイナリー当主のフィリップ・フェザス氏)
ぶどう栽培にとって、風は重要な役割を持っていて、
風通しが良くなることにより、葉っぱの病気、
ぶどうの房の病気などの予防、
樹に付くウイルスや虫の除去など、
良いぶどうを収穫できるメリットがあります。
また、丘陵地域に畑があることにより、
特長を活かしたぶどう栽培ができます。
東や南向きの柔らかい朝日を長く浴びる畑、
西や北向きの強い西日を浴びる畑と、
それぞれ少し異なる気候の中で育った
ぶどうを収穫することができるのです。
4月に私たちが伺った時期は、
ぶどうの小さなお花が所々に見受けられ始め、
春の息吹を感じられる素敵な季節でした。
(ぶどうの花が咲いている様子)
ぶどう畑をよく見ると、畝の間にマメ科の
植物が育っています。こちらは昨年秋の
ぶどう収穫後に、種をまき育ったもので、
マメ科の植物は、根に窒素固定細菌を
共生させて生きていくため、
土壌にぶどうの生育に必要な窒素を蓄えてくれます。
さらに害虫対策や雑草対策と、
ぶどう樹が休眠している冬から春先にかけ
大活躍しくれますが、春のぶどうの芽吹きと共に、
刈り取り粉砕され畑の中に混ぜ込まれ、
今年も良いぶどうを実らせてくれる
助けとなっています。
この時は、私たちに見せてくれようと、
最後の1区画を残してくれていました。
(マメ科の植物に埋もれるフィリップ・フェザス氏)
ドメーヌ シルレの当主であり醸造家の
フィリップ・フェザス氏は、
ぶどうの栽培を行うご両親のもとで育ち、
世界中で使用されているワイン用樽メーカーの
トップブランド「セガン・モロー社」に
勤めていました。
当時、フィリップ氏は、奥様との
結婚式のときに振る舞うワインは、
ご両親の育てているぶどうで造ろうと
考えていたそうで、1994年収穫のぶどうで
ワイン造りを行いました。
そのワインの美味しさに、
友人や取引先のシャトーの方々から
口々に「毎年造ってみたら?」と言われた事から、
ドメーヌ シルレが始まりました。
(ファーストヴィンテージ〈1994年〉のワイン)
(セガン・モロー社の樽)
フィリップ氏は現在、
「セガン・モロー社」の顧問となっており、
同社で担当している
シャトー・ムートン・ロートシルトや
シャトー・オーブリオンといった顧客から、
使用済の樽を譲り受けて
自社のワインに使用することで、
ワインの品質向上に努めています。
ワイナリーの敷地内には、醸造所や熟成庫、
ご自宅などがあります。
醸造所の中は大変綺麗にされており、
人の口に入るワインに
異物などが混入しないよう配慮がされていました。
(ワイナリー内の様子)
また、ボトリングは最新の設備を持つ
専門のボトリング業者へ委託しています。
作業工程を全てデータ化し、何か問題が発生しても、
どのロットに問題があるのかや、何が原因かが
すぐに判明し、設備の老朽化の心配なく、
安全にボトリングする事ができるのです。
(ボトリング用の大型トレーラー)
フランス国内でも銘醸地ボルドーから
近くという事もあり、
このような専門の業者があることに、
さすがワイン大国フランスだと驚きました。
次回は、ドメーヌ シルレでの
成城石井オリジナルワインのブレンド検討会
についてお伝えします!お楽しみに!
♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
成城石井ではドメーヌ シルレの
ワインを販売しております。
フィリップ氏のこだわりの詰まった
ワインを一度ご賞味いただいては
いかがでしょうか?
アッサンブラージュ ルージュ
コート・ド・ガスコーニュ アッサンブラージュ ブラン
ガスコーニュ ドメーヌ シルレ
シルレ ローブ オレンジワイン
コート・ド・ガスコーニュ シルレ ロゼ ル タンデフルール
- 現地視察から生まれた商品が続々!「成城石井流 韓国グルメフェア」
- 2025.05.09 Friday
-
こんにちは!乳日配課の辻です。
現在開催中の「成城石井流 韓国グルメフェア」
皆様お楽しみいただいていますでしょうか?
本日は、フェア準備のために1月下旬に行ってきた
韓国視察の様子をお伝えいたします。
私とセントラルキッチンの職人の2人で、
まだ日本にたどり着いていない
おいしいものを探し求めて渡韓。
現地の屋台や飲食店、スーパーマーケットなど
現地の方々の生活に身近な場所から
百貨店やカフェ・ベーカリーまで、
3日間で約30か所、およそ100品の
韓国の食を視察しました。
(左・商品部乳日配課 辻、右・セントラルキッチン中華グループ 木本)
「成城石井流 韓国グルメフェア」
では、現地で感銘を受けた本場の
おいしさを取り入れながらも、
成城石井ならではのひと工夫を加えた
韓国グルメをご提案しております!乳日配課でキムチを含む
商品開発を担当している私ですが、
韓国視察で色々な場所を見て
驚いたところが2つあります。
1つ目は海鮮キムチの品揃えの豊富さです。
日本のキムチ売場は白菜をはじめ
野菜のキムチがほとんどのところ、
韓国のキムチ売場では
海鮮のキムチが売り場の多くの面積を
占めていました。
(海鮮キムチがたくさん並ぶ韓国の市場)
今回のフェアに向けて、現地の味わいを参考に、
海鮮のキムチの開発に注力しました!
現在、牡蠣やえんがわ、たこ、いかなどの
海鮮キムチが発売中です。
2つ目は韓国の流行の流れの早さです。
数年前から韓国でトレンドになっている
ドバイチョコは、コンビニで販売されるほど
一般的になっていて、
さらに、派生品としてドバイチョコ風のパンや
アイス、パフェ、大福など、様々なアレンジを
街のあちこちで見かけました。
(韓国のトレンドスイーツを試食)
いくつも試食して、アイデアを持ち帰り
成城石井セントラルキッチンで
試行錯誤したアレンジを加え
成城石井自家製ドバイチョコ風ケーキ
が完成しました。
「成城石井流 韓国グルメフェア」では、
現地の定番グルメを中心に、トレンド感も
お楽しみいただける、
最大62 品(うち新商品38 品)を
ラインナップしています。
成城石井のこだわりが詰まった商品を
ぜひお試しください!
- SEARCH ブログ内検索
- ENTRY エントリー
-
- 成城石井限定!究極のクラシックアメリカンIPAクラフトビール3種 (07/11)
- この夏のイチオシ!『2種トロピカルフルーツとグアバのジュレ』 (07/09)
- フランス・ボルドー「アン・プリムール」にてシャトー訪問レポート③ (07/03)
- フランス・ボルドー「アン・プリムール」にてシャトー訪問レポート② (06/26)
- フランス・ボルドー「アン・プリムール」シャトー訪問レポート① (06/20)
- CATEGORY カテゴリー
- LINK リンク