続:出羽桜よいと、造ってきました!
こんにちは。
酒バイヤーの高橋です。

いよいよ桜もほころび始めてきましたね

皆さん成城石井オリジナル清酒「出羽桜よいと」はもう飲んでいただけましたか

1月に仕込みのお手伝いにでお邪魔しましたこのお酒。いよいよ「もろみ」から2ヶ月の熟成を経て、搾りを迎えるというご連絡をいただきました
急激な寒の戻りで、雪が激しく振る3月の上旬、慌てて山形まで飛んで、搾りのお手伝いをさせてもらうことに

以前もブログでご紹介させていただきましたが、出羽桜さんは手造りにこだわり、1本、1本、本当に丁寧にお酒を造ります

搾りも大変なこだわりようです
「槽」と言う機械(?)を使うのですが、この搾り方は大変な手間がかかります。まずは袋一つ一つにもろみを入れてこの槽一杯に積み上げます。
腰を曲げたり伸ばしたり、また2本の腕だけで袋を持って積み上げなければない重労働。

もろみはかなり重く少しやっただけでも腕がパンパンになります
最初はぎこちなく、蔵人さんに笑われながらやっておりましたが、次第に疲れて余計な力が抜けて、なかなかさまになってきたような気がしますが・・・。どうだったでしょうかね
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こうして積み上げたもろみは余計な圧力は一切加えず、もろみの重みだけで自然に一日かけてじっくりと搾られます。
手間と時間をとる作業ですが、こうして丁寧に搾ることにより、お酒に雑味がなくなり本当に綺麗な味わいのお酒に仕上がるのです。
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さあ!搾りたてが出てきたものを早速「ぐいっ」っと一口。
うまーーーい
まだまだガスが残っていてアルコールも高く、完成度としては半分くらいでしょうが、独特のフレッシュでフルーティーな味わいはこのお酒のポテンシャルの高さが良く出ておりました。
蔵元さんも納得の出来だと、お墨付き頂きました

皆さまの食卓に並ぶ日を楽しみにしながら、いまは暫くの眠りについて、秋までゆっくりと熟成されます。

06年のよいとぜひお楽しみに!!
それまでは05年のよいとをお楽しみ下さい!!