こんにちは、
青果課の大石です。
今回紹介するのは、生食はもちろん…
お漬物も美味しい季節になってきた…
夏野菜の代表格…
「きゅうり」です。
しかも、ちょっと変り種で…
イボが全くありません!!
名前は
「フリーダムきゅうり」
(『自由だぁっ!!』って叫んで… 失礼しました。)
最近では、あちこちで見かけるようになりましたが、
まだまだマイナーな「きゅうり」?だと思います。
私も始めて目にしたときは…
「なんだぁっ? このきゅうり!」
「駄目だよ。 イボが無いじゃん!!」
と、市場の人に“駄目出し”しちゃいました。
というのも、
“「きゅうり」の鮮度を見分けるこつ” は・・・
“イボが痛いほど、トゲトゲしていること!!”
それが業界では常識だったからです。
なんでも、この「きゅうり」の誕生秘話は…
“洗い易さ”だったとか…
確かにトゲトゲしていると、洗うのは大変!
と個人的には偏見を持っていたんですが、
20年以上「きゅうり」作りに心血を注いだ農家さんに、
『俺の作った「きゅうり」を、是非見てもらえないですか?』
と、嬉しい御誘いをいただき…
行ってきました!
ハウスの中は… やっぱり暑い!(夏野菜だから当たり前か…)
「きゅうり」の身体は殆ど水分!(確か90%以上だったかと…?)
潅水設備も、しっかりしています。
畑の土を見てみると、籾殻があったり…
有機質肥料のみで、土作りをしています。
もちろん、農薬の使用も極力控え(慣行栽培の1/2以下)…
サンプリングと捕獲を兼ねた「粘着シート」
県の特別栽培認証を取得しています。
収穫サイズに育った「フリーダムちゃん」を、
失礼して、1本いただいちゃいます。
『ポキッ』
そのまま口元へ…
『ポリポリ』
皮は薄めで、歯応えが良い!
(中の果肉が柔らかい「きゅうり」って、多くないですか?)
「きゅうり」をかじって、
『渋い!』
と感じたことは無いでしょうか?
この「きゅうり」は渋みが無いどころか…
ほのかに“甘味”さえ、感じます!!
後日、いただいた「きゅうり」を「ぬか漬け」でいただきましたが、
素材が良いので甘味が倍増した感じ?です。(あくまでも個人の感想ですよ。)
とても“作り辛い品種”だそうで、
入荷量はさほど多くないのですが…
店舗で“ツルツルのきゅうり”を見かけたら、
是非お試しください。
最後に生産者さんから一言…
『俺は20年の上から「きゅうり」を作ってるけど、
こんなに惚れ込んだ「きゅうり」は無ぇです!』
*“生産者の想い”も、たっぷり入っています!