こんにちは
青果課の大石です。
今回、ご紹介するのは…
いよいよ、“旬”到来の
桃 です。
やってきたのは、桃の生産出荷量日本一
甲府盆地のほぼ中央…山梨県笛吹市一宮町!!
その中でも「桃の栽培」にこだわりを持っている、
生産者グループ(
適熟穫りの会 )を紹介します。
先ず、このグループの特徴は・・・
そもそも
場所が良い
扇状地なので、川が運んだ肥沃な土地!
盆地のうえ高所に畑があるので、
「夏と冬」… 更に「朝と夜」の気温差が大きい!
急勾配で水捌けが良く
南傾斜面に位置するので、日照時間も長くて(全国一!)
果物が美味しくなる条件が、揃っています。
そして最大の特徴は…
通常の収穫よりも、2日程遅らせていること!
ギリギリまで樹上にて、糖度・熟度を上げてます。
(熟した桃を扱うので、全て手選果… 大変です。)
こうして、こだわって育った桃を
一定レベルで出荷するために…
光センサーで検査し、糖度12度以上の桃だけを出荷します。
光センサー糖度検査機
一般に普及している光センサーは「反射式」で、
糖度の高い果頂部を測定しますが…
こちらでは「透過式」を採用し、
桃全体の糖度を計るため、バラつきがなく
確実な品質を保証しています
![画面に結果が、数値で現れます。](https://seijoishiiblog.com/wp-content/uploads/2020/07/20180726_1708548.png)
糖度は基準より1.0度UP!
硬さ=熟度もGood!
お邪魔した時は、出荷が始まったばかりで…
「
日川白鳳」という早生品種の出荷作業が、行われていました。
桃は品種にもよりますが、
この泡みたいな粒々の
星が多いのが、美味しいんです。
少し裂けたような傷もありますが、
強い日差しに当たった証拠!
見た目より、味重視!!ということで、
多少の傷は、お許しください。m(_ _)m
早速、初物をいただいちゃいます
見てください。この断面!
食べようとしたところ、生産者さんから…
「桃は皮と実の間が、一番美味しいんですよ!」
と一喝。
なんだか桃の毛が、チクチク舌に刺さりそうで
抵抗があったのですが…
「パクッ」
う~ん、みずみずしくて甘い
皮の違和感も、さほど感じず…
確かに「皮と実の間」は美味しい!
獲りたての桃はサクサクして、やや固め。
(桃の産地出身の方は、固めの桃を好まれるとか?)
でも、翌日には丁度良い熟度になるそうです。
“最高の地形”と
“職人の技術と手間”の結晶…
是非、ご賞味ください
(*敏感な方は、皮ごと食べるのは止めてくださいね。
ちなみに私は“皮ごと派”になりました。)