“美味しい桃”は、星がいっぱい・・・
こんにちは

青果課の大石です。

今回、ご紹介するのは…
いよいよ、“旬”到来の 

       です。

やってきたのは、桃の生産出荷量日本一
甲府盆地のほぼ中央…山梨県笛吹市一宮町!!

その中でも「桃の栽培」にこだわりを持っている、
生産者グループ(適熟穫りの会 )を紹介します。

先ず、このグループの特徴は・・・

そもそも場所が良い

花もきれいです。

扇状地なので、川が運んだ肥沃な土地!
盆地のうえ高所に畑があるので、
「夏と冬」… 更に「朝と夜」の気温差が大きい!
急勾配で水捌けが良く
南傾斜面に位置するので、日照時間も長くて(全国一!)
果物が美味しくなる条件が、揃っています。

そして最大の特徴は…

通常の収穫よりも、2日程遅らせていること! 
ギリギリまで樹上にて、糖度・熟度を上げてます。
(熟した桃を扱うので、全て手選果… 大変です。)

こうして、こだわって育った桃を
一定レベルで出荷するために…
光センサーで検査し、糖度12度以上の桃だけを出荷します。

光センサー糖度検査機
レーザーで計ります。

一般に普及している光センサーは「反射式」で、
糖度の高い果頂部を測定しますが…

横から、全体を透過検査します。

こちらでは「透過式」を採用し、
桃全体の糖度を計るため、バラつきがなく
確実な品質を保証しています

画面に結果が、数値で現れます。
糖度は基準より1.0度UP!
  硬さ=熟度もGood! 

お邪魔した時は、出荷が始まったばかりで…
日川白鳳」という早生品種の出荷作業が、行われていました。

この状態で出荷されます。

桃は品種にもよりますが、
この泡みたいな粒々の
星が多いのが、美味しいんです。

見るからに美味しそう~!

少し裂けたような傷もありますが、
強い日差しに当たった証拠!
見た目より、味重視!!ということで、
多少の傷は、お許しください。m(_ _)m

早速、初物をいただいちゃいます

早く食べたいっ!!

見てください。この断面!

もう、我慢できないっ!!

食べようとしたところ、生産者さんから…
「桃は皮と実の間が、一番美味しいんですよ!」
と一喝。

なんだか桃の毛が、チクチク舌に刺さりそうで
抵抗があったのですが…

「パクッ」

チクチクしなくて、良かった。

う~ん、みずみずしくて甘い

皮の違和感も、さほど感じず…
確かに「皮と実の間」は美味しい!

獲りたての桃はサクサクして、やや固め。
(桃の産地出身の方は、固めの桃を好まれるとか?)
でも、翌日には丁度良い熟度になるそうです。

“最高の地形”“職人の技術と手間”の結晶…

是非、ご賞味ください
(*敏感な方は、皮ごと食べるのは止めてくださいね。
 ちなみに私は“皮ごと派”になりました。)