こんにちは。
青果課の大石です
成城石井ではいつも美味しい野菜を、素晴らしい生産者様に
届けていただいていますが…
その中でも期間限定で、販売できる
二大イベントがあります。
一つは…
以前、このブログで紹介させていただいた
「長野県川上村 渡辺農園」の“朝採り”レタス で、
もう一つが…
今回紹介する
「北海道岩見沢 矢尾農場」 の
“朝もぎ”とうもろこし です。
なんといっても北海道は
広いっ!!
とうもろこし畑の広いこと・・・
スケールの大きさを感じます。
こんなに広い圃場ですが
矢尾さんは、しっかり「土作り」をしています
元肥には有機質肥料を施し、
貝化石でミネラル分を補給しています。
そして最大のポイントは・・・
連作障害が出ないように、
畑に植える作物を毎年変える=輪作体系を組んでいる!ことです。
これにより、土の中の栄養バランスが偏ることなく
健康な土壌を維持できます。
そして8月中の収穫については、無農薬で出荷する安全性!
(9月以降については、虫の飛来により散布することもあります。)
さらに・・・
一本の木に、一つの実しか生らせません!
(とうもろこしの実が小さいうちに、一本一本摘果するんですが
この広い畑を、端から~端まで… ふぅ~っ、大変だわ、こりゃ)
だから栄養が、実に行き渡り、
夜の気温の低さも影響して、
甘くなる理由が、盛り沢山です!!
この、こだわり尽くした「とうもろこし」を、
収穫した時のままの味で届けるために、
暗いうちに収穫して…
真空冷却機で、一気に品温を下げます。
~「とうもろこし」は収穫後、発熱するので、
栄養分を失い、著しく鮮度劣化します。~
真空冷却機
そして、その日のうちに店頭に並ぶように、
ANAで羽田まで、ひとっ飛び!!
(*店舗によっては、“朝もぎ”で販売できない場合がございます。)
この最高に美味しい、“こだわり”の
とうもろこし販売を支えてくれてるのが…
彼等です
「矢尾農場」さんでは、毎年「東京農大」の研修生を受け入れています。
彼等が広大な畑に、暗いうちから分け入り…
汗びっしょりになって、
喉が渇いたら、「とうもろこし」を生でつまみ食いし、
朝のフライトに間に合うよう、時間に追われながら…
大活躍しています!!
都会に住んでいる我々は
貨幣と商品を交換するだけで、
“本当の苦労”が解りません。
彼等の努力には、本当に頭が下がります。
“日本の農業”の未来については
後継者不足だとか
暗いニュースが、先行していますが…
こんなに明るくて逞しい若者達が
日本の将来を担っています
是非、若者達が
“北の大地”で育てた
「とうもろこし」を
ご賞味ください。