上富良野の大自然から
こんにちは。

青果課の大石です

今回紹介するのは、北海道上富良野の豊かな自然のもと、
生産者の皆さんが、丹精込めて育てた有機栽培野菜です。

こちらの農場は上富良野の山中にあり…
周辺には民家も
他の農家さんの畑も
見当たりません。(気付かないだけか?)
有機栽培には、理想的な環境です

農場は広く…
まとまった畑を廻るのでさえ
急斜面や林道を、4WDで駆け回ります。(これが楽しい!)
以前は馬に乗って移動し、
馬に作業を手伝ってもらってたとのこと(まさに馬力)
農家さんは…
「いつか、また昔みたいに馬と農業をしてみたいんですよね」
と、おっしゃっていました。
雄大な自然環境の下、
人間と動物が力を合わせて、「有機栽培」で野菜を作る。
林道を進みながら想像すると…
なんとも素敵な光景が目に浮かびます。(実際は大変なことです。)

私が伺った時は丁度、大根と人参の収穫中でした。
遠くに噴煙が見えます。
美味そうです。
畑1枚あたりの面積が広く、基本的には輪作体系をとることにより、
土中のバランスを健全に保ちます。

かといって、土作りを疎かにしているわけではなく、
むしろ妥協していません。

自家製堆肥です。
ブルドーザーで切り返します。

バーグ(木片)と豚ぷんが主原料です。
堆肥は醗酵する際、高温になります。
それが、ポカポカ気持ち良いのか?
巨大なヒグマの足跡があることも…(恐っ)

更に培養した微生物を施し、土中を健康に保ちます。

水捌けの良い斜面と冷涼な気候…
そして沢山の手間をかけることにより、
農薬も化学肥料も使わない有機栽培が実現します。

「有機栽培」… というと病気や虫、除草などが大変

そんなイメージが沸くと思いますが、
こちらは山間部にあるため、他にも厄介な問題があります。

太陽光発電?
鹿除けの電線です。
北海道にはエゾ鹿が生息しています。
この高さを飛び越えることもあるらしく…
私が伺った時も、エゾ鹿の親子が畑を横断していました

こんな様々な御苦労の末にできた、大根と人参をいただきます。(合掌)
子供達に食べて欲しい!
もちろん、生で味付けなしです。

「サクッ」  「ポリっ」

大根も人参も、嫌なエグ味や臭いが無く…
野菜の自然な甘味を感じます。

現在、店舗では人参を販売中ですが、
11月中旬~は馬鈴薯(男爵・メークイーン)
が店頭に並びます。
*メークイーンは私の一押しです

こちらの農場名は 一心生産組合

名前からも“一生懸命さ”が伝わってきます。

雄大な上富良野の山中から
生産者の皆さんが“一心”に育てた野菜を
是非、お召し上がりください。