こんにちは。
青果課の大石です
今回紹介するのは、北海道上富良野の豊かな自然のもと、
生産者の皆さんが、丹精込めて育てた
「有機栽培野菜」です。
こちらの農場は上富良野の山中にあり…
周辺には民家も
他の農家さんの畑も
見当たりません。(気付かないだけか?)
有機栽培には、理想的な環境です
農場は広く…
まとまった畑を廻るのでさえ
急斜面や林道を、4WDで駆け回ります。(これが楽しい!)
以前は馬に乗って移動し、
馬に作業を手伝ってもらってたとのこと(まさに馬力)
農家さんは…
「いつか、また昔みたいに馬と農業をしてみたいんですよね」
と、おっしゃっていました。
雄大な自然環境の下、
人間と動物が力を合わせて、「有機栽培」で野菜を作る。
林道を進みながら想像すると…
なんとも素敵な光景が目に浮かびます。(実際は大変なことです。)
私が伺った時は丁度、大根と人参の収穫中でした。
![美味そうです。](https://seijoishiiblog.com/wp-content/uploads/2020/07/20180726_1706073.png)
畑1枚あたりの面積が広く、基本的には輪作体系をとることにより、
土中のバランスを健全に保ちます。
かといって、土作りを疎かにしているわけではなく、
むしろ妥協していません。
自家製堆肥です。
バーグ(木片)と豚ぷんが主原料です。
堆肥は醗酵する際、高温になります。
それが、ポカポカ気持ち良いのか?
巨大なヒグマの足跡があることも…(恐っ)
更に培養した微生物を施し、土中を健康に保ちます。
水捌けの良い斜面と冷涼な気候…
そして沢山の手間をかけることにより、
農薬も化学肥料も使わない「有機栽培」が実現します。
「有機栽培」… というと病気や虫、除草などが大変
そんなイメージが沸くと思いますが、
こちらは山間部にあるため、他にも厄介な問題があります。
![太陽光発電?](https://seijoishiiblog.com/wp-content/uploads/2020/07/20180726_1702058.png)
鹿除けの電線です。
北海道にはエゾ鹿が生息しています。
この高さを飛び越えることもあるらしく…
私が伺った時も、エゾ鹿の親子が畑を横断していました
こんな様々な御苦労の末にできた、大根と人参をいただきます。(合掌)
![子供達に食べて欲しい!](https://seijoishiiblog.com/wp-content/uploads/2020/07/20180726_1709496.png)
もちろん、生で味付けなしです。
「サクッ」 「ポリっ」
大根も人参も、嫌なエグ味や臭いが無く…
野菜の自然な甘味を感じます。
現在、店舗では人参を販売中ですが、
11月中旬~は馬鈴薯(男爵・メークイーン)
が店頭に並びます。
*メークイーンは私の一押しです
こちらの農場名は
「一心生産組合」
名前からも“一生懸命さ”が伝わってきます。
雄大な上富良野の山中から
生産者の皆さんが“一心”に育てた野菜を
是非、お召し上がりください。