ボーリングの玉では…
こんにちは

青果課の大石です。


前回は熊本県に行った時の話をしましたが、
実は…今回もその時の発掘商品です

前回は「とうもろこし」で…

外観は変わった様子が無いのですが…

中身が白くてビックリ …でした。

今回は外からの見た目がビックリ …です。


それは大型のビニールハウスの中に

入ってみると…
大型のハウスです。
地面を蔓が覆っています。

良く見ると…

ありました
まさにボーリングの玉!
黒いスイカです!

「でんすけ」とか…

「ダイナマイト」とか…

黒いスイカは他にもありますが、
それらは大玉で…

でも、このスイカは小玉です。
大きさからすると、パッと見た感じは…まさに“ボーリングの玉”

このまま育てても、これ以上大きくなることはないようで…
「収穫時期が近いので、品質チェックに来て欲しい」と…
農家さんの依頼でやって来ました。

サンプリング用のスイカをどれにするか?
宝探しみたいです。
農家さんがスイカ畑の中に分け入り、
スイカを軽く叩きながら品定めします
(流石、名人! 一見同じに見えるスイカですが…
 どれが熟れているのか? ちゃんと見分けられるんですね)
ハウス内は暑いので…

外に出て検査します。
携帯電話と比べると大きさがわかります。
黒小玉スイカを割ってみると…
中から桃太郎は出ません…
中は真っ赤です。
糖度計を水で洗ってから、測りなおします。
一部分を切り取り… 糖度をはかります。
(中心が甘いのは当たり前なので、皮の近くもチェック!)

中心の糖度が12度前後で、出荷を開始します。

結果は中心で10.5度

「まぁだ早かぁ~っ。 あと4~5日はおいとくばい。」

見た目に問題が無ければ出荷してしまう産地(人)も
いらっしゃるようですが…

こちらの組合では、熟度にこだわりを持っています。

出荷センターで、熟度チェックをクリアした
別の生産者の黒小玉をいただきました。

甘くて、シャリ感があり…

「うん! これならバッチリ!!」

見た目の面白さだけでなく、
味で勝負できる美味しいスイカです。


大玉のスイカと違って、冷蔵庫にもしまいやすい!



果物売場でボーリングの玉を見つけたら…

是非、ご賞味くださいませ

ストライク間違いなしですから…。