日本のヌーヴォ解禁!2009新巻ワイン
こんにちは。
お酒バイヤーの高橋です

10月に入り、いよいよ食欲の秋到来

沢山の食材が一番美味しい時季を向かえ、
食に関わる者としては何とも幸せな季節になりました

そんな実りの秋の10月に、
いつもは輸入ワインが大半を占める成城石井のワイン売り上げで、
フランス、イタリアの人気ワインを押さえ、
トップクラスの販売を誇る国産ワインがあるのです

それは家族経営の小さな小さなワイナリーの新巻葡萄酒で造られる
〝新巻ワイン〟です


〝新巻〟というと北海道のワインと思われる方も
多いかと思いますが、そのワインは葡萄の町、
山梨県一宮の小高い丘の上〝新巻〟で造られます。
国産でも山梨産でもなく新巻という土地にこだわり、
その土地の名前をワインに冠しているのです

小さなワイン畑の中に、普通に佇む一件の建物。
誰が見てもここで素晴らしいワインが造られるなど
とても想像できないでしょう。

その小さなワイナリーは、オーナーである中村さんご夫婦が
土の手入れ、剪定から始まり、
葡萄の管理(収穫は流石に手伝いを必要としますが)、
収穫後の醸造、瓶詰め、ラベル貼りなど
全て夫婦で手作業で仕事をします。
そして箱詰めや、受注、伝票を貼って出荷することまで、
本当に全ての作業を夫婦二人三脚で行っているのです。


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ワイナリーでは甲州、ベリーAなどワイン用の葡萄品種のほかに、
食用でお馴染みのデラウェアも栽培しています。

秋になるとその年に収穫した葡萄で造られた新酒を発売します。
成城石井で爆発的な人気を誇るのが、
そのデラウェアで造られた新酒なのです


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日当たりのよい畑で燦々と降り注ぐ太陽の光を浴び、
豊富な水に恵まれ、夫婦の愛情をたっぷり受けて育まれた葡萄で
造られた出来立てのワイン。

ほんのりとした甘さで、みずみずしさ、
フレッシュな風味が溢れています。
葡萄を搾ったままの自然な旨味だけをたっぷりと感じられ、
心も体も爽やかになり、優しく、親しみやすい中村さんご夫婦の
人柄そのもののようなワインです


10月1日の発売日を楽しみにしている新巻ファンは数知れず、
毎年何本か購入し熟成させ飲み比べをする
新巻マニアもいるほどの人気ぶりです

毎年決まった本数しか生産できなため、
年々高まる人気のなかで販売期間も短くなっていますので
是非早めにお買い求めください

720ml…1208円
1.8L…1943円

(山梨ではワインは地酒として親しまれ、
なんと1.8L=一升瓶で飲まれるのが一般的なのです!)


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(写真は2008年産の新巻ワインです)