江戸時代から大切に育てられた牛肉
こんにちは精肉バイヤーの増島です。

今回は岡山県新見市で育てられている「千屋牛」
をご紹介します



「千屋牛」の歴史は古く、江戸時代までさかのぼります。
この地に製鉄業で大金持ちになった太田辰五郎という人が
「製鉄や砂鉄は、将来いつか底をついてしまう。
 未来永劫続く産業を造らなくては」
という一言で、
牛の肥育が始まりました。

当時は食用ではなく農耕用の牛でしたが、
家族同様大切に扱われたそうで、
その肥育精神は現代にも受け継がれています



今までに多くの生産者に会い、様々な牛舎を見てきましたが、
千屋牛の肥育方法は初めて目にすることばかりで驚きました

例えば「牛に鼻輪を付けて飼わない」とか
「仔牛の時には1頭ずつに小屋が用意させている」など、
牛のとってのストレスになるようなことは絶対にしない
というのです。



牛の立場を人間に置き換えて肥育方法を考えるという、
このような観点から牛を育てることができるのは、
長年共に生き、共に町を支えてきたからこそ
できるのではないでしょうか


このように育てられた千屋牛は、肉の味がしっかりとして
とても美味しいです

農家の暖かい心とともに育った千屋牛を
この機会にぜひご賞味下さい




千屋牛:種類豊富にご用意しております。
※取扱い店舗は限りがございます。ご了承ください。