こんにちは。
お酒バイヤーの高橋です。
1923年に誕生した日本最古のウィスキー蒸留所〝サントリー山崎蒸留所〟
<日本のウィスキーの聖地とも言える〝山崎蒸留所〟>
ジャパニーズウィスキーの第一人者として、長年に渡り日本のウィスキー業界を牽引し、近年、国際的なコンクールにおいても、本場の並み居るスコッチを差し置いて、世界一の称号を幾度と無く受け、今や〝世界の山崎〟として、確固たる地位を作り上げました。
<伝統と最先端を織り交ぜた、世界に誇れる施設です!>
その山崎蒸留所を含め、サントリーウィスキー全ての味と品質の責任者であるチーフブレンダーを勤められる、〝興水精一〟氏。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも取り上げられた、正に今の日本のウィスキー業界で最高峰に君臨するプロ中のプロです。
<とても穏やかで優しい方でしたが、ウィスキーを語るときは厳しいプロのお顔でした!>
その輿水氏に、あつかましくも、無理を承知で、成城石井の為に樽を選んでいただきたいとお願いしたところ、なんと快諾していただき、私たちの為に秘蔵の8樽をセレクションしていただきました!
この冬に山崎蒸留所にお邪魔し、輿水氏同席のもと8個の樽をテイスティングさせていただきました。
8個の樽は年数、樽の大きさ、材質など全て異なり、同じ蒸留所で造られたとは思えないほどそれぞれが個性に溢れ、いずれも素晴らしい味わいでした。
一つに決めるのは本当に難しい作業でした。
その中から今回は、1999年に蒸留され、ホワイトオークのバーレル(180L容量の樽)で熟成されたカスク№DS60735という樽を選び、樽ごと買い上げさせていただきました。
10年以上の樽熟成を経た原酒は、淡い琥珀色に色づき、柔らかく甘いバニラのフレーヴァーと、芳ばしいチョコレートの香りが楽しめます。
アルコールの強さを感じさせないソフトな口当たりで、しっとりとした舌触り。
重すぎず、軽すぎず、飲み飽きさせな味わいで、オレンジピールのような柑橘系の爽やかさと、ビターチョコのほろ苦い味わいが絶妙に調和します。
余韻はとても綺麗に伸びていき、華やかでフルーティな味わいがいつまでも口中を満たしてくれます。
ウィスキー好きにはたまらない、エレガントでバランスの取れた、ゆっくりと楽しめる素晴らしいウィスキーです!
その原酒を、加水など手を全く加えず、樽出しのまま、アルコール度数約56%で瓶詰めし、〝シングルカスクウィスキー(樽出し原酒)〟として発売させていただくことになりました!!
ウィスキーは樽熟成中に、樽の呼吸により年間3~5%揮発していくので、最終的に製品に出来たのは155本と超限定の数量になりました。
(樽熟成で原酒が減ることを、エンジェルズシェア〝天使の分け前〟というのです。詩的で素敵な表現ですね。)
いよいよ、満を持して8月10日に発売(予定)です!
<輿水さん曰く「このウィスキーには酒の力があるね」とお墨付きもいただきました!>
これを逃したら二度と飲めない、数量限定の逸品!!
限定店舗での販売になりますが、インターネットでもご購入いただけますので、ぜひご利用ください!!
《山崎蒸留所1999年蒸留 カスクNO.DS60735》
700ml 11000円(税込み)
<ラベルに輿水さんのサインまでいただいてしまいました!>