しぼりたて新酒の季節です!!
こんにちは。酒販課榎本です。

今日は成人式も近いということでお酒との出会いにピッタリなアイテムをご紹介します。
日本に生まれ、成人する若人にぜひ知って欲しい和酒の魅力!

本日ご紹介するのはしぼりたての新酒です

秋口から冬の気温が低い時期に仕込まれる新酒は11月くらいから順々に出荷されていきます。
その年収穫した新米を蒸し上げて麹造りから始めて約1ヶ月かけて皆さんご存知の透明な清酒が完成します。
輸送、冷蔵技術が今のように整うまでは造り酒屋に直接行かないと味わえない若々しく活力に溢れた新酒の味わいを今では気軽にご家庭で味わうことが出来るようになりました。

成城石井では酒造りに真摯に取り組む酒蔵の皆さんと交流を重ね、こだわりの地酒屋にしか並ばない出荷先が限定されているアイテムも数量限定で販売しています。

直近では年末に昨年もご紹介させていただいた滋賀県の喜多酒造の『喜楽長あらばしり(特別本醸造、特別純米酒)』が入荷しています。
手造りにこだわる規模の小さな酒蔵の為、流通量も少なく一般ではまだ知らない方が多いと思いますが柔らかく米の旨みをしっかりと感じられる辛口の良酒 です。


特別本醸造あらばしり:1200円+税
特別純米酒あらばしり:1350円+税

さらに11日発売予定で幻の酒米「亀の尾」の復活の立役者で漫画「夏子の酒」のモデルとなった新潟県長岡の酒蔵久須美酒造の『亀の王しぼりたて純米吟醸』が入荷予定です。
久須美酒造さんとは酒造りの研修で蔵へお邪魔させていただき、造りを担う蔵人との交流も行っています。
写真のような伝統的な和釜と木製の甑(こしき)という道具で米を蒸すところから大吟醸造りで使われる麹蓋(こうじぶた)という特別な道具を使った麹造りなど完全手造りの伝統の技を実践している日本でも数の少ないこだわりの蔵元です。

今ではほとんど使われていない木製の甑(こしき)

麹蓋(こうじぶた)で少量ずつ大事に育つ麹

今回入荷の亀の王しぼりたて純米吟醸は一般的な造り酒屋で高級酒のみで使われる伝統的な道具や技術を1500円クラスの純米吟醸酒でも用い、まさに蔵人の手で丁寧に醸された貴重なお酒です。
しぼりたての新酒は一般的にみずみずしさの反面、固く渋さが残りがちなところがありますが久須美酒造の新酒は米の甘みがしっかりと感じられる柔らかな味わい で1杯2杯と自然に飲み進んでしまう美味しいお酒となっています。
この時期にしか味わえない日本ならではの和酒の魅力をぜひ味わっていただきたいと思います。

亀の王しぼりたて純米吟醸:1500円+税

今売場には日本酒の新酒を中心にこの冬にしか味わえない限定のお酒が数多く並んでいます。ぜひ酒売場で探してみてください。