いい仕事してます!Vol.2
昨日に続きまして、大石です。

人参・枝豆に続いて、今回紹介するのはスイカです。
小玉西瓜で「姫甘泉」という名前です。
小玉西瓜というと・・・柔らかい食感のイメージをお持ちの方も、多いと思いますが・・・

この「姫甘泉」は「シャリ」とした食感が特徴の西瓜です。

こちらの農家さん(並木さん)は美味しくて安全な野菜を栽培するために、土作りにこだわっています。
有効微生物を配合した肥料を使い、籾殻を入れて土作りをしています。
「余分な物を入れ過ぎない!」というのも、土作りへのこだわり・・・。
毎年土壌分析をしていますが、ミネラルバランスはバッチリです!
毎年×2、同じ場所に同じ作物を作り続けると、連作障害が出やすい(自種の場合は別ですが)ものですが、並木さんの畑では殆どでないんです。(微生物のおかげ?)

土作りだけではなく、収穫時期にもこだわりが・・・。
日照時間と積算温度で収穫時期を決定し、試し割り → 試食・・・。
数字上ではOKでも“納得のいく味”でなければ、収穫はしません。 

そんなこだわりと、大粒の汗の結晶が・・・


丸々と育ちました。


  この姫甘泉です。

私が御邪魔した時には、丁度休憩に入るところでした。
今年初めての収穫日・・・
テーブルの上には初物の「スイカ(姫甘泉)」に、茹で上がった「枝豆(湯上り娘)」と「そら豆」が並んでいます。
(*この「そら豆」は“お婆ちゃん”が自家用に栽培した豆。私はそら豆の薄皮の食感=“ガシガシした感じ”があまり好きではないのですが、この“お婆ちゃんのそら豆”は薄皮が柔らかくて、甘くて×2・・・。大ファンになっちゃいました。来年は“お婆ちゃん”を説得して、何とか商品化にこぎつけようと・・・。)

「まぁ、大石さん。 今年の“初物の味”を見てよ!」

「あっ 有難うございます。 じゃぁ・・・。」

「シャリッ!」





「甘ぇーっ!」

この“シャリ×2”した食感! 舌に染み渡る甘味・・・。

カブトムシのように、スイカにかぶりつく私・・・。(注1)
皮だけになってしまったスイカの果肉を、何度も×2
前歯で削り取ります。(注2)

注1: カブトムシにスイカを与えると、お腹をこわして早死にします。
   良い子の皆は大事なカブトムシには樹液ゼリーを与えよう!
注2: 姫甘泉のもう一つの特徴は、皮と赤身の間の白い果肉が、極端に少ないこと!


皮が薄々

小さくても食べる部分の割合が多いので、お得なんです!





やっぱり、いい仕事するわ。この人。 



農家さん達と談笑しながら、スイカや枝豆を頬張ってると・・・。
近所の農家さんが、資材を取りにいらっしゃいました。
用事が一段落すると、並木さんが・・・

「まぁ、○○さん(近所の農家さん)。 珍しくないけど(お宅にもあるでしょうが・・・という意味)、食べていってよ。」

「うん」 

ムシャ、ムシャ・・・。

「どう、うまいべ?」

「う~ん・・・、 うちのとは作り方が違うわ!」

さすが!
半分お世辞と割り引いても、プロも認める“こだわりの味!”

ちなみにこのスイカを友人にあげたところ、後日あった時に・・・

「この間のスイカ旨かったよ!・・・」
「正直言うとさ、この時期にスイカなんて馬鹿にしてたんだよ・・・。」
「そしたら、あっと言う間に無くなっちゃってさ・・・。」
「あれは反則!・・・」
「あれ食べたら近所のスイカが食べれなくなっちゃう・・・。」

と興奮した様子で、まくしたててました。(あくまでも個人の感想ですよ)

ちなみに昨日の枝豆ではありませんが、我が家では前日に近所の方から頂いたスイカがありました。(近所の○○さん、ゴメンナサイ。)

もう、察しの通りです。

“並木さんの姫甘泉”の方は「あっ」という間に皮だらけになり、私はもう一方のスイカを一人で・・・。