こんにちは、焼酎大好きお酒バイヤーの高橋です。
さて皆さん、突然ですが
種子島と言うと何を思い浮かべますか?
「ロケット」「鉄砲」「サーフィン」などなどありますが、
「焼酎!」と思ったあなたは相当なお酒好き!!
実は先日、焼酎造り真っ最中!鹿児島港から船にのって2時間
種子島の
「高崎酒造」さんにお邪魔してまいりました。
蔵にお邪魔してまずビックリ
周りに
海と芋畑しかない
その様相はさながら
フランスのシャトー
素晴らしい環境に感激
街からも遠く利便性は決して良くないのですが
、最高の水と環境を求めてたどり着いたのが、この場所だったそうです。
こちらのお酒
「大きく造らず、身の丈にあった量で、納得いくものを丁寧に造る」と言う蔵のポリシー通り、手間ひまかけてじっくりと造ります。
芋は通常コンベアーで選別するところを、
一本一本手作業で選別し、傷んだところを全て取り除きます。
通常より1割から2割ほど捨てる部分の量が多いそうです。
機械が主流の麹つくりも、杜氏さんが手作業で自ら汗にまみれて行います。
厳選された芋と、手間をかけた作業でで造られた
「もろみ」はとても綺麗で、臭みや、苦味などの原因となる「ヤニ」は全く見られません。
高崎酒造さんでは、お酒によって原料の芋も違います。
もちろん
地元種子島産です!
「しま甘露」→「しろゆたか」
ホックリとした芋の甘さがあり、優しく広がるコクと余韻がたまりませーん!
「しま紫」→「紫芋」
紫芋特有の力強い甘味、旨味がどっしりと舌に乗ってきます。でもスッキリと切れるんですよねー
「しま茜」→「安納芋」
かぼちゃのような優しい甘味があり、飲んでホッとするような癒し系の暖かい芋焼酎です
この丁寧な仕事があってこそ、雑味のない美しい酒質が生まれるのです。
大半の焼酎は工場製品として機械的に大量に造られ、欠点を個性と呼ぶような風潮がある昨今、芋本来の個性を活かし、本当に良いものを造る蔵元の仕事に大感動いたしました。
種子島の最高の気候、風土を活かした焼酎は、まさに「しま」の焼酎でありそれが蔵元さんの誇りなのです。
成城石井でも誇りを持ってご案内させていただきます
高崎酒造の皆様、有難うございました