今宵もゆっくり「こぴりんこ」。
こんにちは。
お酒バイヤーの高橋です

成城石井ではすっかりお馴染み。
このブログでも何度もご紹介させていただいています
「久須美酒造」さん。
私が個人的にも最も愛する蔵元さんの一つです

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年々縮小する酒類業界の中でもシェアは7%に減少し
〝絶滅危惧種(酒)〟とも言われとも言われる清酒業界
今ではその7%のシェアを取り合うため
各メーカーが必死になっています。
そんな今の状況の中で、少ないシェアを取り合うのではなく、
他の93%のお酒の消費者はもちろん、
普段アルコールを飲ないそれ以外の日本人に
清酒の素晴らしさを知ってもらわなければ清酒の未来は無い!
という、久須美酒造の熱い思いのもとに、
今までと全く違ったコンセプトで開発した新商品が誕生しました


その名も「こぴりんこ・コピリンコ」

皆さん、その妙に耳に残る不思議な言葉にと思われるでしょう。
この〝こぴりんこ〟と言う言葉は、醗酵学者である〝小泉武夫先生〟が
新聞紙上で連載されている「食(くう)あれば楽あり」の文中で
酒を飲む様子を巧みに表現した擬態語なのです。
「ゴクゴク」や「グイグイ」ではなく、
なんとなく日本酒を飲む表現にピッタリ、シックリ来ますよね

ラベルデザインはアートディレクターの巨匠〝浅葉克己氏〟が。
ラベルとしてはたいへん珍しいことに
「こぴりんこ(ひらがな)」「コピリンコ(カタカナ)」の
2種類のラベルを作成。
ひらがなは女性的なイメージで『揚葉蝶』の家紋を。
カタカナラベルには男性的な『三つ引』の家紋をあしらいました。
商品としては同じものなのですが、
それぞれお客様が直感で感じたものを手に取っていただきたいという、
伝統の中にあそびごころを取り入れた斬新なラベルになっています

幅広いお客様に、様々なシーンで飲んでいただきたいとの想いから
容量は300mlの飲みきりサイズのみの販売になります。

そんな「コピリンコ」の味はというと、

まさに王道の味わい

小手先ではなく、変化ではなく、本質・真髄を追求した造りを行い、
手間暇かけて魂を込めて醸したお酒は、ラベルにも書かれている
「妙味必淡」=〝淡い味わいこそ、忘れ得ぬ本物の味である〟
の言葉の通り、雑味の無い清水のような爽やかさの中に
極上の美味さを凝縮させた本物の味わいが溢れ、
食事と一緒に味わえば最高の存在感を示します。

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「名人 星杜氏も納得の一本!」


瓶のままお燗につけても最高です!!

この「コピリンコ」は限られた酒販店さんと、
成城石井だけに出荷される限定商品です。

久須美酒造と成城石井が、昨今の清酒業界に一石を投じるべく、
老若男女、飲む人、飲まない人、全ての日本人の為に贈る
ど真ん中の〝日本酒〟をぜひどうぞ



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久須美酒造
清泉純米吟醸「こぴりんこ」「コピリンコ」
300ml 700円