- 醤油屋さんが始めた有機野菜
- 2013.04.09 Tuesday
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こんにちは。
青果課の大石です。
今回は有機野菜の紹介をします。
生産していらっしゃるのは…
広島県の寺岡有機農場さん。
お醬油が有名な創業128年の醸造会社さんの農業部門ですね。
(農業法人です。)
お醬油屋さんが野菜の生産を始めた理由は…
「良質な醤油造りには良質の大豆・小麦が必要だ」という意志からだそうです。
昭和50年に醤油原料の小麦・大豆を無農薬で栽培し始め…
当初は失敗の連続だったようです。
それでも諦めない志が伝統として引き継がれ…
平成6年からは本格的に無農薬・無化学肥料での栽培に取り組み、
今では東京ドーム5ヶ分にもなる全国有数規模の有機JAS認定農場となりました。
世羅農場は標高約400mの台地に位置する赤土の土壌、
松永農場は瀬戸内海の温暖な気候といった環境を活かした栽培をしています。
有機栽培ということですが…
「有機肥料なら何でも良い」ということではなく…
動物性の有機肥料は控えめに、
緑肥等の植物性有機肥料を積極的に使用した循環型の栽培を心掛け、
自然の力に感謝し、土の力を引き出すような意識で
野菜を育てていらっしゃいます。
私は世羅と松永の両方の農場にお邪魔したのですが、
今回は世羅農場でのリポートを。
久井ICから、車で世羅農場に向かって上って行きます。
結構、標高が高いところですね。
小高い山の頂上というか…
周りに何も無く…(失礼ですが)
有機栽培にはピッタリのロケーションですね。
理想的です!!
露地では人参やゴボウを有機栽培で栽培していらっしゃいました。
(露地栽培での自家製堆肥は、野菜の残渣・バークなどを醗酵させています。)
ハウスではベビーリーフを安定的に栽培しています。
(ハウス栽培では、油カスなどの有機肥料を使用していらっしゃいます。)
先ずは収穫が終わった後、次の栽培のために土作りしている様子。
肥料を施した後、種を播く前です。
次は種蒔き後に、少し育ったところ。(10日位でしょうか?)
こちらは播種後、20日ほど経ったところ。
レッドマスタードを栽培しています。
同じ物ばかり栽培していると、連作障害が出るので…
土壌改良の期待も込めて葱も栽培していました。
かなり大きく育ってきました。
後、15日位で収穫でしょうか?
こちらは収穫を待っている畑。
いよいよですね。
レッドマスタードです。
レッドロメインです。
この農薬を使わずに大切に育った葉っぱを、
生産者の皆さんが手摘みで収穫していきます。
(大変な作業ですね。)
収穫後、異物が入らないようにチェックしながら、
6種類以上のリーフを混ぜ合わせてパッケージが完成します。
こうして手間隙かけて育てられたベビーリーフは、
赤土の影響もあってか?
柔らかくて、肉厚で濃い味わいがあります。
(葉が薄くて、味気ないベビーリーフもありますからね。)
最後に、農場長さんからのコメントを紹介します。
「私たちはこれからも、自然環境への安心安全を基本に、
皆様に美味しいと親しまれる有機野菜を作り続けます。」
- 1年の無病息災を願って・・・春の七草
- 2013.01.04 Friday
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あけましておめでとうございます!
販売促進課の川村です。
お正月もあっというまに三が日が過ぎてしまいましたね!
さて、お正月の風習の1つに「七草粥」を食べますよね。
成城石井では「新鮮な七草」やお手軽にいただける「七草粥」を販売しています。
新鮮な七草はこのように育っています
まずは「はこべら」
次が「なずな」(ぺんぺん草ですね。)
それから「ごぎょう」…
「ほとけのざ」(雑草にしか見えない…)に、
「せり」(これは良く知ってる。)
「すずな」(蕪のことですね。)
最後に「すずしろ」(これは大根です。)
紅い「すずしろ」もあります。
1年の無病息災を願って・・・、お正月のご馳走に飽きたら・・・、是非七草をお楽しみ下さい。
- 一番人気の野菜!
- 2012.11.27 Tuesday
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こんにちは。
青果課の大石です。
今回はタイトルの通り、成城石井で一年を通じて…
一番人気の野菜を紹介します。
皆さんは何だと思いますか?
正解は…
ダダダダダダダ… (ドラムロールのつもり)
トマトです!
野菜には旬があるので、季節によって順位は変わりますが…
「一年を通じて」となるとトマトですね。
一口にトマトといっても…
様々な種類があって…
大きいのから小さいの…
細長いのやイチゴ型…
黄色いのや黒っぽいの…
その中でも一番人気は…
「高知県 りぐり自然農園」のミディとまと です!
品種はフルティカ。
爽やかな甘味の中玉とまとです。
酸味が少なく、
皮が口に残らないのが良いですね。
それと…
私はトマトのゼリー部が好きなんですが…
トマトが嫌いな人って、
「ゼリーの部分が嫌っ!!」って言う人が多いのではないでしょうか?
このトマトはゼリー部が少ないのも人気の理由かもしれません。
栽培にも特徴があります。
メインで生産をお願いしているのが…
生産者の西岡さんです。
EC0栽培というのでしょうか?
なるべく自然な栽培を目指していらっしゃいます。
凄く目の細かいネットをハウスの周りに張り巡らせて、害虫の侵入を遮断しています。
ほとんど農薬は使わずに栽培しています。
(※1回も使わない月もあるくらいなんです。)
土作りも…
魚をまるごと使った(アミノ酸たっぷりですね。)肥料など、
有機質肥料主体に行っています。
交配もホルモン剤を使わずに、
蜂を飛ばして自然交配しています。
もちろん、樹で赤く熟してから収穫していますよ。
普通、トマトの旬は夏なんですが…
温暖な高知県では、真夏は暑すぎて栽培できません。
秋口から出始めて…
冬の間も出荷していただき…
初夏に終了します。
(※全く無くなる訳ではないのですが…)
これから本番を迎えます。
クリスマスの料理の付け合せには、
是非、ご用命ください。