6月6日は「梅の日」!
こんにちは。

青果課の大石です

私も知らなかったのですが…、
6月6日は「梅の日」だそうです
なんでも…
天文14年6月6日に賀茂神社例祭において、
後奈良天皇が梅を献上したという故事にちなんでいるそうです。


「梅の日」について詳しくはこちらから
「紀州田辺うめ振興協議会」
http://www.tanabe-ume.jp/umenohi.html


昔から…
「梅は三毒を絶つ」(食・血・水を清掃する)
「梅はその日の難のがれ」
(梅干の中には沢山の酸〔クエン酸・りんご酸〕が含まれており、
新陳代謝を良くして疲労回復に効果があるとされています。)
…と、その薬効の高さがみとめられています

健康を維持するためには、体内をアルカリ性に保つ事が大切!
酸性に偏りがちな現代の食生活に、梅を取り入れることによって、
体内を中和したいですね。

では、成城石井で“お勧め”の梅を、紹介します

和歌山県日高郡みなべ町・田辺市産 南高梅

紀伊半島のほぼ中央に位置し、
黒潮の影響を受け、冬でも温暖な地域です。
赤土の粘土質と礫質土壌で排水が良く…
また、炭酸カルシウムを多く含み、
これが梅の枝や根の生育に適していて、
梅の果実の主成分である有機酸と結合して、
果実の品質を良好にしています。



①南高青梅
まだ硬い梅です。
梅酒用や梅ジュースに向いています。
産地の方と話したときに、
「ちょっと熟れた梅の方が、味が良いんだよね。」
という情報を頂きましたが…
基本的には、青くて硬い梅を使いましょう!
実は昨年…
実験のために、黄色くなった梅で梅酒を漬けてみたのですが、
思いっきり濁ってしまい、捨てるはめになりました
実験とはいえ…
「やっぱり、梅干を漬ければ良かった…」と、後で後悔です。

②紅南高梅
ほんのり色付いてます。
南高青梅の中でも特に赤みが差した梅で、梅酒用や梅ジュースに向いています。
日光の当たる場所が多いと、色付きが良くなります。
沢山の梅の中から選抜される貴重な梅です。
香りも良く、梅酒にすると“ほのかに色付き”、
ちょっと特別な気分になれますよ
私も紅南高梅を使って、梅酒や梅ジュースを漬けました。
以下は、私の梅ジュース作成レシピです。
前日に梅のヘタを取って洗い、水気を切って…
冷凍庫で24時間以上凍らせます!
翌日、冷凍梅に氷砂糖を、1対1の割合で覆い被せて終了。
私の場合は氷砂糖の代わりに、蜂蜜です


最後は…
③樹上完熟南高梅
完熟マンゴーみたい
梅干用です。
青い内に収穫した梅を色回しするのではなく、
樹の上で完熟して落下した梅を、ネットで受け止めています。

南高梅は果実が大きくても、種は比較的小さいので果肉は厚く…
更に完熟した南高梅は、
漬け込むと“果肉が柔らかくて、皮が薄い”梅干が出来上がります。

樹上完熟南高梅は、6月中旬~ の入荷予定です。

梅酒や梅干は季節を感じられるし、
手軽に出来るスローフードですよね。
自分で作った食材は愛着が湧きますよ。

これから暑い日が続きます。
夏バテ防止にも、梅を漬けて、
召し上がってみてはいかがでしょうか
王様が名付け親!
こんにちは。

青果課の大石です

すっかり、春めいてきましたね
暖かくなると、トロピカルなフルーツが食べたくなりませんか?

今回、紹介するのは…
これから“旬”を迎える…
解禁になってから、まだ3シーズン目の
タイ産 マンゴーです

以前にも紹介していますが、前回の品種は「ナムドクマイ」
(“華のしずく”という意味らしいです。)

そして今回のマンゴーが「マハチャノ」
(「マハ チャノック」ともいうようで、
タイの方に聞いてみていただいたところ“大いなる銛”だとか…。)

“銛(もり)”と称される、その容姿は細長く、ゆるやかにカーブして…

濃い黄色に、やや赤みを帯びた果皮が特徴的です。
(全ての果実が、赤みを帯びているわけではありません。)


なんと、このマンゴー …

タイの国王様が名付け親ということで…

タイ王国が輸出向けに開発したという…

国を挙げてのプロジェクトで、タイ王国一押しの品種ということです


メキシコ産に代表される「アップルマンゴー」について、

「あんまり甘ったるいのは、ちょっと… 」 とか、

「美味しいけど、すぐ飽きちゃうんだよね。」

 …なんてイメージをお持ちの方には、ピッタリです

かくいう私も、このマンゴーはお気に入りです。

香りが良くて…

甘味も、酸味も強く…


同じタイ産の「ナムドクマイ種」より、濃い味わいです。
甘いのにサッパリしているので、飽きずに食べれます。

そして… 

なんといっても…

タイ産マンゴーらしい、滑らかな食感

朝食やデザートに…
是非、取り入れていただきたいですね


それから…

このマンゴーも追熟が進むと、
バナナのように、黒い斑点が出ますが…
シュガースポット
(この写真は、かなり熟しています。)

食べ頃のサインです
むしろ安心して、お召し上がりください。
3枚に下ろして、さいの目にカット。
黒ごまがビッシリ…!
こんにちは。

青果課の大石です。

すっかり秋めいてきましたね。

“秋”といえば「実りの秋」!

果物が豊富な季節です。

その中でも、日本人に古くから馴染みのある果物といえば…
 柿 ですよね。


柿には元々甘い「甘柿」と、採って直ぐでは、
とても食べれるものではない「渋柿」があります。
~私は田舎に居た頃、騙されて渋柿を食べさせられ、
 口の中が30分位、渋シブで苦しんだのを覚えています。~

そこで「渋柿」を美味しく食べれるように、渋を抜きます。
それが「渋抜き柿」です。

今回、紹介するのは… 
その“渋抜き”に特徴がある柿です。

その柿は… 

和歌山県の北部で栽培されています。

その名も「紀ノ川柿」
山奥です。
圃場は南向きの傾斜地で、土質は赤土で水はけが良く…。
標高400mの地帯にあり、昼夜の温度格差が大きいので、
糖度の高い柿に仕上がります。

「ここの御家族以外は、足を踏み入れないだろうな…。」
と思えるロケーション。

柿目当てに猪が出没 → 被害を被っているそうです。

よほど、この御宅の“柿”が美味しいんでしょうね。

その秘密が、これです!!
本当は口が開いてません。
樹上にならした状態で、渋みを抜いています!(驚)
通常は、効率が悪いので、収穫後にまとめて渋抜きを行いますが、
樹の上に生らしたまま、アルコールを含ませた固形物を中に入れ、
1玉づつにビニールをかぶせて脱渋しています。

木生り熟成です!
なんという、手間の掛かる作業… 。
一個ずつ作業するのは、大変です。
恐れ入ります。

こうした苦労の末に出来上がった柿を、割ってみると…
黒砂糖みたいにも… 見えるかな?
中は黒ゴマ状の模様で、ビッシリです。
~ このゴマ状の斑点は、渋柿のタンニンという成分が
  固定化されたものだそうです。 ~


いただいた紀ノ川柿を食べてみると…

甘い!

食感はサクサクした感じ。
(甘柿のねっとりとした、柔らかい感じが嫌な方には最適!)

樹の上で、じっくりと熟成しながら脱渋…
時間と手間をかけて完成された柿は、
コクがあるというか…
深みのある、濃い旨さを感じます。

紀ノ川柿は10月22日(水)頃から、
店頭で販売予定です。

どうぞ、御賞味くださいませ。






高原キャベツ♪
こんにちは。

青果課の大石です。

暑い日が続きますね。
ちょっと夏バテ気味です。

冷たい飲料を飲み過ぎて、胃腸の調子が良くない… 。
なんて方も、多いのではないでしょうか?
ちょっと無茶振りですが、
胃腸に良い野菜といえば… キャベツ ですよね。
今回はキャベツを紹介させていただきます。

この時期は暑いので、キャベツは冷涼な地域で生産されています。
よく“高原キャベツ”って、呼ばれてますよね。

そこで行ってきたのが… 北海道です。

先ずは旭川市西神楽、高台に向かって車は走ります…。
登りきったところがキャベツ畑です。
畑についてみると… 
景色が良いので、写真を撮っている人がいます。

見てください、このロケーション!
良い景色です。
ずーっと、ずーっとキャベツです。
夜温は10度台で寒暖差も大きく…
キャベツは甘くなります。

今回のお目当てがこれです。
ぎっしり、詰まっています。
北海道といえば、この“蘭春ゴールド”!!

身がしっかり締まっていて、甘いのが特徴です。
このキャベツは20日位~ 入荷します。


そして、もう一品は…
上富良野 一心生産組合から。

こちらの気候も冷涼です。
高原というよりは山間部。
雄大な山間の中。
雄大な上富良野の山間部で、キャベツが生育しています。
豚糞やバーグなどです。
自家製の堆肥に、微生物農法…
化学合成農薬や化学肥料の使用を、極力控えて栽培しています。
やわらかくて、甘そうです。
先ずは「アーリーボール」「爽月」といった
生食に向いた(もちろん、加熱しても構いません。)、
甘い品種から出荷が始まり…
その後は「蘭春ゴールド」が出荷されます。

私は出荷中の「アーリーボール」を、
バリバリとかじってみたのですが…
キャベツの臭みが少なく、やわらかくて甘かったです。

冷涼で雄大な北海道からの高原野菜を、
是非ご賞味ください。


“やわらかさ”が自慢です。
こんにちは。

青果課の大石です。

いやぁ、急に暑くなりましたね

まさに“夏本番に突入!”…って感じです

今が旬の夏野菜といえば…

とまと

きゅうり

とうもろこし

等々ですが…

忘れてもらっては困るのが…

“なす” です

以前、巨大な「肥後の赤なす」を紹介しましたが、
今回は普通サイズです。

品種は「千両」と「新橘真」

とりたてて珍しいわけでもないのですが…

声を大にして言いたいことがあります

それは… “自根栽培” をしているということです。

一般的に生産されている茄子は、(最近では、家庭菜園用の苗にも)
生産性を高めるために…
「アカナス」や「トルバム」「ミート」など、
“病気に強い”別のナス科の植物を台木にし、
その上部に食用のナスを“接木”して栽培しています。

“接木栽培”することにより、農薬の使用を減らすことが出来るうえに、
収穫量も増える…
“接木栽培”は、日本が世界に誇れる“園芸技術”なんですね
それじゃあ、何故“自根栽培”を推奨しているのか

それは…

“接木”することにより、
果実が少なからず“台木”の影響を受けてしまうからです

台木のナス(科の植物)は耐病性が高いのが売りで、
食べて美味しいものではありません(観賞用とか)

ですから、本来のナスより皮が固かったり…
味覚的にも全く同じ物とは、言えません。

“自根栽培”のナスは、“ナス本来の味”を味わえるんです!

お邪魔したのは「埼玉県深谷市 Hana-Farm」

こちらの農家さんでは化学肥料は一切使用せず、
農薬の使用も極力控えて栽培しています。
(埼玉県の特別栽培農産物認証を取得しています)

“自根栽培”といえども、安全には十分に配慮し、
“味の良い”野菜作りに励んでいます

“植物本来の力”を最大限に活かすために、
適期に露地で、栽培しています

ナスの畑です。
ワラのマルチです。

「千両」ナスが“自身の根”を、しっかり伸ばして立っています。

こちらは「新橘真」
綺麗です。

千両に比べるとやや小柄で、柔らかいのが特徴ですが…
指先を立てて…

…切れちゃった。驚きです!

ハサミを使わずに、切れました

“自根栽培”により、
“「新橘真」ナス本来の柔らかさ”に育っています。

この後、頂いたナスを食べたのですが、
皮も柔らかく、甘味があって…
「焼いて良し!」「炒めて良し!」「漬けて良し!」
和・洋・中 どんな料理でも、美味しく召し上がれます。

「Hana-Farm」の“自根栽培”ナス

是非、お召し上がりください

ボーリングの玉では…
こんにちは

青果課の大石です。


前回は熊本県に行った時の話をしましたが、
実は…今回もその時の発掘商品です

前回は「とうもろこし」で…

外観は変わった様子が無いのですが…

中身が白くてビックリ …でした。

今回は外からの見た目がビックリ …です。


それは大型のビニールハウスの中に

入ってみると…
大型のハウスです。
地面を蔓が覆っています。

良く見ると…

ありました
まさにボーリングの玉!
黒いスイカです!

「でんすけ」とか…

「ダイナマイト」とか…

黒いスイカは他にもありますが、
それらは大玉で…

でも、このスイカは小玉です。
大きさからすると、パッと見た感じは…まさに“ボーリングの玉”

このまま育てても、これ以上大きくなることはないようで…
「収穫時期が近いので、品質チェックに来て欲しい」と…
農家さんの依頼でやって来ました。

サンプリング用のスイカをどれにするか?
宝探しみたいです。
農家さんがスイカ畑の中に分け入り、
スイカを軽く叩きながら品定めします
(流石、名人! 一見同じに見えるスイカですが…
 どれが熟れているのか? ちゃんと見分けられるんですね)
ハウス内は暑いので…

外に出て検査します。
携帯電話と比べると大きさがわかります。
黒小玉スイカを割ってみると…
中から桃太郎は出ません…
中は真っ赤です。
糖度計を水で洗ってから、測りなおします。
一部分を切り取り… 糖度をはかります。
(中心が甘いのは当たり前なので、皮の近くもチェック!)

中心の糖度が12度前後で、出荷を開始します。

結果は中心で10.5度

「まぁだ早かぁ~っ。 あと4~5日はおいとくばい。」

見た目に問題が無ければ出荷してしまう産地(人)も
いらっしゃるようですが…

こちらの組合では、熟度にこだわりを持っています。

出荷センターで、熟度チェックをクリアした
別の生産者の黒小玉をいただきました。

甘くて、シャリ感があり…

「うん! これならバッチリ!!」

見た目の面白さだけでなく、
味で勝負できる美味しいスイカです。


大玉のスイカと違って、冷蔵庫にもしまいやすい!



果物売場でボーリングの玉を見つけたら…

是非、ご賞味くださいませ

ストライク間違いなしですから…。
剥いたら… 白いんです。
こんにちは

青果課の大石です。

昨日は暑かったですね
(東京では30℃を記録したとか… すっかり夏ですね。)

夏野菜の代名詞といえば…

海の家が良く似合う…

とうもろこし !!

…といっても、まだ5月。

関東周辺では出荷されていません

そこで、行ってきたのは…

“肥後の国”熊本

温暖な九州で、早出しの「とうもろこし」が栽培されています。




有明海に面した「とうもろこし」の圃場についてみると…
日光をサンサンと浴びています。
まだ「とうもろこし」の実が付いていません。

さすがに九州といえども、まだ5月…

「とうもろこし」には、ありつけないか

などと考えていると…

向かいのビニールハウスに案内されました。

中を覗いてみると…
たわわに実っています。
大きく育った「とうもろこし」が、たわわに実を生らしています

初物の出来栄えをチェックしようと、2~3本もいでハウスから出ます。
外では堆肥の“切り返し”を行っていました。
草中心の堆肥に微生物の力を利用し、醗酵を進めています。
更に、湧き出る水は地下水で…
良い環境です

休憩所で試食タイムです。

もぎたての「とうもろこし」の皮を剥くと…

なんと…  白っ !!
純白のとうもろこし!
「とうもろこし」と言えば黄色が一般的ですが、
この「とうもろこし」は綺麗に真っ白です。

名前は「ピュアホワイト」… まさに“言い得て妙”。


「大石さぁん、その“とうもろこし”は生で食ってもうまかけん…」

良く聞き取れなかったけど…
まぁいいか、食べてみた方が早いや

生のまま、かぶりつくと…
皮は柔らかくて、ジューシー!
ミルキーで、甘~い!!

こりゃ、いいや

「とうもろこし」は“バター醤油派”な私ですが、
これは否定しません。
また違った趣です。
ある意味、「とうもろこし」の姿をした
“別の果物”という認識を持ちました

「喉が渇いてるときには最高だな!」とか言いつつ…

生のまま1本、食べちゃいました

案内してくださった方の“フェイバリットな食べ方”は、
生のままミキサーにかけて濾した、冷製スープだそうで…

これは…ちょっと、病みつきになりそうです


ハウス栽培の“早出し用”「とうもろこし」の後は…

熊本の“太陽をたっぷり浴びた露地栽培”の
「とうもろこし」が出荷されます


是非、ご賞味ください。
とんがってるけど・・・ 味は○です。
こんにちは

青果課の大石です。

埼玉県にきています

「うまかんべぇ」というブランドの、
「ファーストとまと」の視察です

「ファーストとまと」といっても、沢山の品種がありますが…
総じて先がとがっているのが多く、
ゼリーが少なめで皮が薄いのが特徴かと思います。

以前はメジャーだったファースト種も、
尖った先端による店頭での傷み…

*玉同士がぶつかったときに、(皮も薄いし)
 尖った先端が、隣のトマトにささって


 …などなどの理由により、生産量も減ってきました。

桃太郎系トマトの爆発的なヒットによって、トマト売場が画一的になりがちですが、個性的な外観も含めて、是非今後も存続して欲しい品種です。


今回の「ファーストとまと」はストレスを加えることにより、
“ぎゅっ”と濃縮されています。

「フルーツとまと」って呼んでいる部類ですね。

水分が蒸散しないように、トマトが葉を丸めています。
葉っぱの自己防衛システムですね。

部会長さんにお話を伺うと…

「ワラを中心にボカシ肥料を作ってるんだ。」

「もともとは水捌けの良い土だったんだけど、
 利根川の沖積土壌を上に盛ってさぁ…」

“とまと作り”にかける“熱い情熱”が伝わってきます。

棚持ちが良くなるように、まだ青い状態で出荷されるトマトもありますが、
こちらのブランドトマトは、樹上で着色してから出荷しています

色付く前のトマト
まだ美味しくないよ。
樹上で着色したトマト
ほぼ完熟です。

あちこちの産地から、様々な「フルーツとまと」が
出回っていますが…

「ファーストとまと」を絞っているので、
皮が固すぎ(厚過ぎる)ないのが利点です


完熟したトマトを頂いちゃいます
かぶりつきたい!
“がぶりっ”
食べちゃった。
「うん。 固い。」

凝縮されているので、
やっぱり皮は固めですが、
十分いける範囲です

「フルーツとまと」を丸かじりした際に、
中の果汁が「びゅっ!!」って、飛び出た経験はないでしょうか?

そんなことは、ありません。

味の方はというと…

「甘くて、濃い!!」

適度に酸味もあるので、味が濃く感じるんですね。
甘いだけだと、ボケた感じがしますから

最後に…
部会長さんに、ネーミングの由来を伺いました。

「うまかんべぇ」ってのは、この辺りの方言なのさ。

「なっ、」 「うまいだろっ」って…

仰るとおり、うまかったです。

ぜひお試しください
豪雪地帯の風物詩
こんにちは

青果課の大石です。

桜の花も開いて、すっかり春めいてきましたね
日中は暖かいので…
毎朝コートを着ていくべきか…? 迷ってしまいます。

「春うらら」な東京ですが、
雪国では、まだまだ残雪がいっぱい…。

そんな豪雪地帯の新潟県津南町から…
雪国ならではの“特産品”を紹介します。

新潟県津南町は…
全国的にも豪雪地帯として知られています。
さすがに街の方は消雪していますが、
目的地へ登るに従い、雪の壁が…。
今回、利用している道路も開通したばかり…とか。
暫く走ると、突然開けた広い場所に出ました。

黒い部分は消雪用の墨。
辺り一面… 雪だらけです

この積もった雪を…
重機で除雪します。

別の日の画像です。
ユンボで作業します。
これで収穫できます。
これで収穫できるぞ!


当日は冷たい雨の中… 
収穫作業を行っています。
雨の中、泥だらけです。



お目当ての野菜を見つけました。
何の葉っぱでしょう?
人参です。
抜いた直後
雪下人参は成長した人参を、秋に収穫せず…

雪の中で越冬させます。

雪中で越冬することにより、(湿度は100%近く、温度も0℃に近い状態)
甘味や旨味を感じる成分のアスパラギン酸やアミノ酸等が、増加する…
といったデーターもあり…

人参特有の臭みも少なくなり、
みずみずしく、すっきりとした味わいになります。

*寒いうえに雪の中なので、農薬の使用も少なく済み…
 JA津南では堆肥センターを設け、
 土壌分析に基づき施肥設計を行っています。



パックセンターで、折れた人参をかじってみると…
もったいないからね…。
食べちゃうんだ。
「みずみずしくて、臭くない!」

茎の方になると、臭いがやや強めですが、
十分“生”でいけちゃいます。

ほとんど、1本食べちゃいました。

4月上旬~ 約2週間程…

“期間限定” の風物詩です。
綺麗な人参です。
御料理はもちろん、毎朝の100%ジュースはいかがでしょうか。
一足早い“春の味覚”
こんにちは。

青果課の大石です

今年は寒いですね。
昨年は暖冬だっただけに、余計に身に沁みます

今回、紹介するのは…
まだまだ寒い信州は長野県から
こだわりの春野菜です。

通常、信州産のアスパラガスが出まわるのは、
5月位~ ですが…
こちらの農家さんでは、美味しいアスパラガスを早く召し上がっていただくために、
大型のハウスの中に
小さなトンネルをかけて、栽培しています
トンネルが沢山あります。
天気の良い日中では
トンネル内の温度は、冬でも40℃に達するので…
毎朝、ビニールを剥がして、26℃程度に調節します。
夜は氷点下になることも…(外気温が下がり過ぎるので、温度調節が大変!)
この温度差も、美味しい理由の一つ

更に、こちらの農家さんは
“安全で美味しい野菜”作りを目指す生産者さんのために、
「信州有機倶楽部」という勉強会も開いています
その一端を覗かせていただきましたが、
とても科学的な理論付けが出来ていて…
関心させられることがいっぱい!
本当に恐れいります

魚粕や昆布などを原料とした良質のボカシ肥料に…
毎日、酵素を散布して…
微生物とアミノ酸が増えた
作物にとって良い環境の土壌が、出来上がっています。


雪は多く見かけませんが、北信地区…
東京に比べると、ずっと寒いです
こんなに寒くて、アスパラガスが芽を出すわけない!
そんな思いでいっぱいです。

大型のハウスに入ってみると…
暖かくて、ダウンジャケットなんか着てられません。
これならアスパラガスだって、土から顔を出すかも?

トンネル状にかけられたビニールを剥がしていくと…
トンネルは長い!
立派なアスパラガスが、顔を出しています!!
立派です!
ハウス栽培のアスパラガスは白っぽくて、細いものが多いのですが、
こちらは太陽光を一杯浴び、養分をしっかり吸収した…
“太くて、緑の濃い”アスパラガスに育っています。



別のトンネルを覗いてみると…
紫の萌え~!
極太です!
紫のアスパラガスでした。
パープルアスパラガスはグリーンよりも、
やわらかくて、甘い物が多いんですよね。

立派なアスパラガスを、分けていただきました。
美味しそうです。
ゆでて味付けせずに、食べてみると…

スジっぽくなくて、甘い!さすがに、下の部分は皮を剥いた方が良さそうですが、
この時期の国産アスパラガスとしては、
素晴らしい味わいです。

信州から“一足早い、春の味覚”

ゆでてマヨネーズやドレッシングをかけて…

豚肉やベーコンを巻いて炒めたり…

天ぷらや、衣をつけて揚げてみてはいかがでしょうか?
(特に「パープルアスパラガスの天ぷら」は… お勧めです)